IK Multimedia AmpliTube X-DRIVE は、自宅やスタジオで作り込んだギター・サウンドを、そのままステージ上で再現できるディストーション・ペダルです。アンプ・シミュレーター「AmpliTube」との相性も抜群で、DAWを用いた作曲とライブ・パフォーマンスの両方で優れたサウンドを求めるユーザーにはぴったりの一台です。

ソフトウェア「AmpliTube」とのシームレスな連携

ソフトウェア・アンプ・シミュレーターの定番として著名な「AmpliTube」をペダル・エフェクターに落とし込む、というコンセプトの元製作された本機は、AmpliTubeで人気だったオーバードライブ/ディストーション・アルゴリズムを16種類搭載しています。また本機で作成したプリセットをコンピュータに送ったり、逆にパソコンで作ったプリセットを本機に送ることも可能であり、ステージとスタジオを行き来する際にもセッティングを変えることなく、同じ音色での演奏を可能とします。

再現性の高いサウンドと、実践的な設計

ステージでの過酷な使用にも耐えうる頑丈なアルミニウム製のシャーシには、最新の高性能DSPが搭載されており、エフェクトの処理も難なくこなします。最大192kHz、4倍オーバー・サンプリング内部処理によって、AmpliTubeの持ち味である再現性の高さやレスポンスをステージ上でも楽しむことができます。簡素なセットアップでも、多くのエフェクターを組み合わせたボード上でもギターのサウンドを忠実に再現し、アナログ機と変わらない感覚で演奏することができます。「ステージ上で最高のパフォーマンスを」という謳い文句に違わず、合理的でユーザー・フレンドリーな操作系統やステージ上でも見やすいハイコントラストなLEDディスプレイなど、実践的な要素が豊富に盛り込まれています。

シンプルながらも多機能な操作系統

「MODEL」、「PRESET」ノブでそれぞれエフェクト・アルゴリズムやプリセットを選択し、ディスプレイの下に並ぶ6つのディスプレイで各パラメーターを調節します。3つのフットスイッチは踏む長さや同時に踏む組み合わせでプリセットのON/OFFはもちろん、モードの切り替えやバンクの移動など、シンプルで直感的でありながらも多様な機能を盛り込む工夫が凝らされています。

背面にはモダンな機材には欠かせないヘッドフォン端子やMIDIコントロール用の端子が搭載されています。MIDIコントロールではプリセットや各種パラメーターが変更可能であり、慌ただしいステージ上でもすぐに好みの設定を呼び出すことができます。また「CAB SIM OUT」端子を利用すれば、アンプを使用せずミキサーにダイレクトに信号を送った場合でも、キャビネットから鳴らしたようなナチュラルなサウンドが得られます。

豊富なエフェクト・アルゴリズム、プリセット数

ファクトリー・プリセットは50種類搭載されておりバリエーションは豊富。またプリセットは300種類まで利用可能で、好みのセッティングを大量に保存しておくことができます。

16種類のエフェクト・アルゴリズムはProCo RATやチューブスクリーマー、Arbiter Fuzz Faceなど、オーセンティックな歪みが多く、アナログ機材、ヴィンテージ機材を使用してきたプレイヤーにも馴染み深いラインナップです。

付属のソフトウェアでプリセットの管理が容易に

本機の製品登録を行うと、DAWやPC上でスタンドアローンにて利用できる「AmpliTube 5 SE」のソフトウェアを手に入れることができるほか、AmlpiTube上で起動できるX-GEARペダルのバーチャル・バージョンも提供されます。バーチャル・モデルでの設定はハードウェアの本機とも共有することが可能で、プリセットとして保存することができます。
また「X-GEAR Preset Manager」を利用すると、本機とAmpliTube間のプリセットのやりとりなど、プリセットの管理/保存を容易に行うことができます。

オーディオ・インターフェイスとしての機能も

USBケーブルで本機とパソコンに接続することで、本機をオーディオ・インターフェイスとして利用することができるなど、便利な機能が満載です。ルーティングのオプションも選択可能で、DAWに送る信号をウェット、もしくはドライのみに絞ることも可能です。またDAWの出力先を本機に指定することも可能であるため、DAWを使用したパフォーマンスにもうってつけです。