Electronic Audio Experiments Sending V2デジタル制御による利便性の高さとアナログ・サウンドが両立したディレイ・ペダル

Electronic Audio Experiments Sending V2
メーカー
カテゴリ アナログ・ディレイ
発売時期 2023年8月
価格 104,500 (税込) ※1

Sending V2は、デジタル制御による利便性の高さとアナログ・サウンドが両立したディレイ・ペダルです。リピート音を変化させるさまざまな機能も搭載されており、上質なアナログ・ディレイとしての使用はもちろんのこと、アンビエント・マシーンとしても最適な一台です。




前機種となる「Sending」は同社の創業者であるJohn Snyder氏がまだ大学院生であったころ、ハンドメイドで少数のみ生産されたディレイ・ペダルです。初代Sendingは比較的シンプルなコントロールを備えていましたが、V2となった本機では新たなコントロールや機能、入出力端子が追加され、より強力なモデルとして生まれ変わっています。


ディレイ回路にはBOSSの往年のディレイなどにも搭載されていた「MN3005」BBD素子を2つ搭載。回路はアナログである一方でコントロールは32bit 100MHzプロセッサー・システムによるデジタル制御を採用しています。これにより、少しぼやけたローの質感と高音域のサチュレーションを備えた完全なアナログ・サウンドでありつつもディレイ・タイムの細かな制御などが可能になっており、まさにいいとこ取りの仕様といえます。
ディレイの基本的なコントロールはタイム、ミックス、フィードバックの3ノブと非常にシンプルです。しかしタイムは5msから1000msまでの広い範囲で設定できるほか、各ノブのセカンダリー機能を使用すれば出力ボリュームの調節(±6dB)やミックス・ノブの機能変更なども可能となっており、後述の各セクションも併せてコンパクトながらも強力な一台となっています。


ELECTRONIC AUDIO EXPERIMENTS自ら「単体のペダルとしてリリースされるべき」と称するほどのクオリティを備えたディスクリート・プリアンプ・セクションは、JFET/BJTゲイン・ステージを採用したものです。プリアンプのゲインは「COLOR」ノブでコントロール可能で、軽い色付けからサチュレーション、過大入力によるアグレッシブな歪みまで幅広く対応します。また、ゲインのセッティングに関わらず出力レベルは同一に保たれるようチューニングされているほか、ディレイがOFFの状態でもプリアンプは常時ONになるよう設定を変更できるのも嬉しいポイントです。


ディレイ・タイムのモジュレーションに用いられるLFOセクションは波形の選択も可能で、サイン波、矩形波、三角波の3種類が用意されています。LFOのレートを強度をそれぞれ設定する「RATE」、「DEPTH」のノブはどちらもコントロール域が広く、LFOの動きをランダマイズするセカンダリー機能「Chaos」と組み合わせれば、文字通りカオティックなサウンドを簡単に実現できます。
さらにフィードバック経路には1ノブ・コントロールのデュアル・モード・フィルターを搭載。ディレイのリピート音を明るく/暗く変化させられるセクションで、LFOセクションと組み合わせることでトラディショナルなディレイから飛び道具的なサウンドまで自由自在です。デフォルトで搭載されているフィルターだけでなく、インサート・ループを用いれば外部エフェクトをフィードバック経路に挿入することもできるため、手持ちのペダルと組み合わせればさらに可能性は広がります。


タップ・テンポは単に2回タップしたときの間隔をそのままタイムとして採用するのではなく、連続したタップの平均値を算出する仕組みとなっています。このため楽曲のテンポに合わせた設定も非常にしやすく、アナログ・サウンドでありながらライブでも使いやすい一台に仕上がっています。
またサブディビジョンを操作するとタップ・テンポの挙動とクロック・レンジが同時に変化するため、それに伴ってディレイのキャラクターも大きく変化します。外部コントローラーにアサインしてリアルタイムでサブディビジョンをコントロールすれば、ユニークなテクスチャーを持つサウンドを簡単に生み出せることでしょう。
タップ・スイッチは長押しするとフィードバックを強制的に発生させられます。長押しを開始してからフィードバックが最大になるまでのタイムも設定できるのは嬉しいポイントです。


これらの各ノブは、セカンダリー機能を含む全てが外部エクスプレッション・ペダル、もしくはCVによってコントロールできます。もちろん、複数のパラメーターを割り当てることも可能です。
さらにプリセット機能も備えており、本体には3種類まで、MIDIを使用すれば32種類までのプリセット使用に対応しています。

仕様 ■コントロール:Time (Div), Color (Trim), Mix (Mix Mode), Feedback (Swell Time), Filter, Rate (Chaos), Depth (Shape), Preset Select button, Shift button
■電源
9V DC, 2.1 mmセンターマイナス
レギュレート、アイソレートされた400mAパワーサプライを推奨
■消費電流:380mA
■接続端子:INPUT, OUTPUT, INSERT, EXP/CV, MIDI
■入力インピーダンス:1MkΩ (@ 1 kHz)
■出力インピーダンス:1KΩ (@ 1 kHz)

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