TWP10は、特定の周波数帯1点のみをピーク・ポイントとする従来のワウ・ペダルとは異なり、ピーク・ポイントを2点設けることでユニークな変調が可能となった革新的なワウ・ペダルです。ピークの位置や可変範囲のコントロールも可能で、幅広い音作りに対応します。
本機では従来のワウ・ペダルの多くには1つのみ搭載されていたインダクターを2つ搭載しており、ワウのピーク・ポイントを2つ作ることができます。
ピーク・ポイントの調節は「BALANCE」ノブで行うことができ、0の状態では高音域側にピークができた従来的なワウ・サウンドとなります。少しずつノブを上げていくにつれて低音域側のブーストも増えていき、縦軸にブースト量、横軸に周波数をそれぞれとったグラフで表すとちょうど山が2つできたような状態に変化していきます。ノブを上げ切ると高音域側の山は完全になくなり、低音域側1点をブーストしたカスタム・ファズ的なサウンドになります。
周波数帯の可変範囲は「TONE」スイッチでHIGHとLOWの2種類から選択でき、可変範囲はHIGH＝670Hz〜3kHz、LOW＝300Hz〜1kHzとなっています。LOWモードは従来的なワウ・ペダルの可変範囲と近いのに対し、HIGHモードはより高い周波数帯に設定されているため、「BALANCE」ノブやギター側のトーン・コントロールでハイを調節することでユニークなサウンドを作ることができます。
「LEVEL」ノブは最終的な出力音量を決定するマスター・コントロールで、12時位置で一般的なワウ・ペダルと同じくらいの出力が得られます。またブーストも可能で、最大+6dBのブーストに対応しているため、ソロ時のブースターを兼ねることもできます。
| 仕様 | ■コントロール：MASTER LEVEL, BALANCE, TONE(HIGH/LOW) switch, ■電源：DC9Vセンターマイナス or 9V電池(006P) ■消費電流：15mA@9V ■接続端子：INPUT, OUTPUT ■バイパス方式：トゥルー・バイパス ■寸法：96(W) x 202(D) x 60-84(H) (mm) ■重量：815g（電池含む） |
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