| メーカー | EarthQuaker Devices |
|---|---|
| カテゴリ | プリアンプ , ベース用 |
| 発売時期 | 2026年5月 |
| 価格 | 64,900 円 (税込) |
Scrollsは、EarthQuaker Devicesがベーシスト中尾憲太郎(Number Girl, Crypt City)と共同開発したシグネチャー・ベースプリアンプです。独立して動作するEQチャンネルとDriveチャンネルを小型筐体に収め、XLRのDIアウトやエフェクトループまで備えています。
常設アンプの会場を渡り歩き、身軽さを求めて長年プリアンプを愛用してきた中尾のスタイルから生まれた一台で、ライブと録音を頻繁に往復し、現場ごとに音を細かく追い込みたいベーシストに向いた、ペダルボードの頭脳となる多機能プリアンプです。
Scrollsは筐体左側に3バンドEQを核としたEQチャンネル、右側に真空管的な質感のDriveチャンネルを配し、両者を独立してON/OFFできる2in1構成です。
DIアウトとエフェクトループも内蔵し、単体で音作りから卓送りまで完結できます。
EQチャンネルの鍵となるのがVari-Freqコントロールです。
20Hzから10kHzまで中心周波数を自由に設定し、その帯域をVariノブでカット/ブーストできます。
3バンドEQでは届かない帯域に対して、濁った低音やキツく出た高音をピンポイントで処理できるため、固定バンドのEQでは追い込みきれない補正をこの一系統で担えます。
Driveチャンネルは真空管のような質感とダイナミクスを持つ歪みで、原音と歪み成分の混合比をBlendノブで調整します。
激しく歪ませてもアンサンブルの中でベースの芯が埋もれにくく、わずかに歪みを足して原音を生かす使い方にも対応します。
あわせてBandwidthノブが歪みの生成帯域を低域寄り(暖かくまとまる)から高域寄り(噛みつきのあるタイトなクランチ)まで動かし、歪みのキャラクターそのものを変化させます。

本体上部のParallel Out、左側面のXLR Direct Out、右側面のEffects Loopという3つの出力が同時に機能します。
Parallel Outはバッファーを通した原音をそのまま分岐でき、チューナーや別アンプ、DIへ送る経路に適します。
Effects LoopはDriveチャンネルとEQチャンネルの間に固定配置され、モジュレーションや空間系を挟んだ後にEQで最終的な音決めができるため、ペダルボードの信号経路をScrollsを中心に組み上げられます。

XLRのDirect Outからは、アナログのキャビネットシミュレーターを介した信号が出力されます。
DIから卓へ送る信号の高音域がキツくなりがちな点を改善する狙いで、わずかなフィルター処理を加え、スピーカーから出た音に近い温かみのある信号をミキサーへ送れる仕様としています。
ライブでの卓送りからライン録音まで、そのまま使える音質を目指した出力です。
| 仕様 | ■出力端子: Parallel Out / Direct Out(XLR・アナログキャビシミュレーター内蔵・Ground Lift付き) / Effects Loop ■消費電流: 70 mA ■電源: 9V ACアダプター(センターマイナス)、電池非対応 ■寸法: 12.06 x 11.43 x 5.72 cm |
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