空間系エフェクトに定評のあるstrymon から、DIGというハイエンドディレイペダルが登場しました。本機には完全に独立した2つのディレイ回路が搭載されており、複雑な響きのサウンドを作ることができます。ディレイとリバーブの中間に位置するような、独特のアンビエント感が魅力です。
80年代ラック型ディレイと strymon 流モダンディレイ、独立した2つのディレイを搭載していることで、本機では3種類のルーティングを選択することが可能です。ルーティングは各回路を直列に接続するシリーズ、並列に接続するパラレル、そしてピンポンから選ぶことができます。
本機には「adm」、「12bit」、「24/96」と呼ばれる3種類のモードが搭載されており、中央上部にあるTYPEスイッチで選択することができます。それぞれサウンドキャラクターが大きく異なるため、楽曲に合わせてモードを使い分けると良いでしょう。
admモードは高サンプリングレートによるハイレゾリューションサウンド、12bitは80年代に登場したデジタルディレイを再現したローファイ的なサウンド、そして24/96はCD並の音質を誇る現代的なサウンドになります。
また、本機にはモジュレーション効果を与えるスイッチが用意されています。Typeスイッチの左側にあるModスイッチは、上に倒すとモジュレーションがオフに、中央で薄らと掛かり、下に倒すと比較的強く掛かるようになります。そのモジュレーションサウンドは、シマーリバーブのような幻想的なものです。
コントロールはTime、Time2、Mix、Mix2、Repeatといった5つのツマミに、2つのトグルスイッチが用意されています。それぞれ搭載されている2つのディレイに対応しており、各ツマミを操作して音作りをします。
ちなみに、本機には5つの隠しパラメーターが搭載されています。本体にある2つのフットスイッチを同時押しした状態で各ツマミを操作すると、別のパラメーターを調整することが可能です。
ちなみに、Timeはディレイ1のタップテンポの割合、Mixはハイカットおよびローカットの調整、Time2はSync/Freeモード切り替え、Repeatsはディレイ2のリピートコントロール、そしてMix2はルーティング方式の変更を行うことができます。
入出力は1in2outとなっていますが、フォン端子によるステレオinにも対応。超低ノイズかつ高性能なAD/DAコンバーターを採用した素晴らしいディレイペダルです。スタジオクラスのサウンドが欲しい方にオススメです。
strymon DIGも相当やばいな…MIX2を使ったローファイフランジディレイとかすごい良い
— ナカムラトモヒロ/Tomohiro Nakamura (@tomnakam) May 26, 2015
仕様 | ■コントロール:Time, Time2, Mix, Mix2, Repeat, Mod, Type ■入出力: INPUT, EXP, RIGHT OUT, LEFT OUT ■バイパス方式:電子リレースイッチ式トゥルーバイパス ■電源:9VDCアダプター(付属) |
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