| メーカー | Catalinbread |
|---|---|
| カテゴリ | ディレイ |
| 発売時期 | 2026年8月 |
| 価格 | 44,000 円 (税込) |
Catalinbread EG1は、同社のタップテンポ・プラットフォーム第2弾として登場したロー・ファイ・ディレイです。ヴィンテージ・ラジオ、カセットテープ、デジタルテレビという3つの伝送モードを搭載。カントリーのスラップバックから壁のように分厚いシューゲイズまで、固有の劣化アーティファクトを付加できます。
近年のブティック系ディレイでは、単なる遅延ではなくテープの劣化やデジタルのビットクラッシュといった「音の質感の崩し」を主題にした製品が一つの潮流を迎えています。
EG1もその流れの上にあり、テープ・エコーの再現に留まらず、ラジオ受信やデジタル放送の破綻音までを取り込んでおり、ロー・ファイの表現を大きく広げています。
MOD TOGGLEでVintage Radio(1)、Cassette Tape(2)、Digital Television(3)の3モードを切り替えられます。
各モードはMODノブとTRANSMISSIONノブの効き方が変化し、同じディレイでも質感の異なる劣化を与えられます。
フロントエンドにラジオ受信のアーティファクトをまとわせ、ハイパスとロー・ファイのフィルタリングで帯域を削ったモードです。
MODノブでリピート音にかかるフィルター量を、TRANSMISSIONでフィルター済み音と未処理音の混合比を調整します。
中低域を痩せさせた電波的な質感で、古いラジオから漏れ聞こえるような遠さやチープさを演出でき、ローファイ・ヒップホップやアンビエント、実験的なテクスチャー作りに向きます。
いわゆる「ワウ&フラッター」と呼ばれる、カセットテープ特有のピッチ揺れと歪みを再現するモードです。
MODノブは全設定でミックスに馴染む高めのモジュレーション・レートを加え、TRANSMISSIONでその揺れの深さを決めます。
滲むようなサチュレーションと不安定な揺らぎが加わり、ヴィンテージ感のあるスラップバックや、ドリーミーで郷愁を誘う音像を求めるシューゲイズ/ドリームポップに適します。
Nyquistエラーとデジタル・ダウンサンプリングに軽いビットクラッシュを組み合わせた、破綻したデジタル放送のようなモードです。
MODノブでNyquistエラーの比率を、TRANSMISSIONでその効果をリピートへ混ぜる量を調整します。
ざらついた解像度の低下やグリッチ的なアーティファクトが得られ、インダストリアルやエレクトロニカ、グリッチ系のサウンドデザインで異質な質感を注入したい場面に活躍します。
最大約900msのディレイタイムを確保し、スラップバックからロングディレイまでをカバーします。
従来より高いダイナミックレンジと大きなヘッドルームを備えるとされ、劣化系でありながら信号処理自体は堅牢に作られています。
MIXは100%ドライから100%ウェットまで連続可変で、ディレイ音のみを完全に取り出すことも可能です。
パラレルなアンビエンス作りや、ウェット信号を別系統へ送る使い方に対応します。
タップテンポはLEDの色で状態を示し、Red(クラシック=ノブ設定)、Green(タップ入力)、Blue(タップバイパス)を切り替えられます。
フットスイッチのホールド操作でモード移行でき、ライブでの手放しテンポ設定にも対応します。
| 仕様 | ■コントロール: FEEDBACK, MIX, TRANSMISSION, DELAY TIME, MOD, MOD TOGGLE(1/2/3), TAP TEMPO ■最大ディレイタイム: 約900ms ■タップテンポモード: Classic(Red) / Tap Input(Green) / Tap Bypass(Blue) ■電源:9VDCセンターマイナス ■消費電流:最大200mA |
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