BI-PHASEは、70年代の伝説的なストンプ、Mu-Tronの「Bi-Phase」を再現したフェイザー・ペダルです。低価格でありながらも、標準的なDC電源への対応やフット・スイッチによるON/OFF、エクスプレッション・ペダルの対応など、オリジナル機にはない機能が多数盛り込まれています。
本機は70〜80年代に活躍した名機、Mu-Tron「Bi-Phase」を再現したエフェクターです。オリジナルのBi-Phaseは2つのフェイザーを1つの筐体に搭載し、それらを個別に駆動、直列、または並列に接続して駆動させることのできる革新的なストンプでした。リー・リトナーや高中正義の使用で知られており、現代のミュージック・シーンにおいても根強いファンを持ち続けているモデルです。
Behringerのリリースする本機、BI-PHASEはコントロールもオリジナル機とほとんど同様のレイアウトになっているほか、12個のオプトカプラの搭載によりもちろんサウンドも肉薄しています。デヴィッド・ギルモア風のドリーミーなサウンドスケープからトリップしそうになるリング・モジュレーター・トーンまで、プレイヤーにさらなる可能性を提供する一台です。
オリジナルから改善された点も多数存在します。
まず、機能面では2つのフット・スイッチの搭載により、足でかんたんにフェイザーA、BのON/OFFが可能となりました。またエクスプレッション・ペダルの接続にも対応し、プレイしながら2つのフェイザーのスイープ・スピードをかんたんに操作することができる点も見逃せません。
運用面においても改善がなされています。オリジナル機では本体から直接電源ケーブルが伸びていましたが、本機では9-12Vの標準的なDC電源に対応し、セットアップに無理なく組み込めるようになっています。
2台のフェイズ・シフターはそれぞれRATE、DEPTH、FEEDBACKのコントロールを持ち、各フェイズ・シフターを制御する波形はサイン波と矩形波の2種類から切り替えることも可能です。片方のフェイズ・シフターには位相の設定を変更する「SWEEP SYNC (NORM/REV)」スイッチも装備されており、ステレオ効果を高めるのに役立ちます。
【仕様】
| 仕様 | ■電源：標準 9– 12 V DC, センターネガティブ ■消費電流：> 700 mA ■消費電力：6W ■接続端子：IN/OUT A, CV IN, IN/OUT B ■入力インピーダンス：30 kΩ ■最大入力レベル：+20 dBu ■出力インピーダンス：<470Ω ■寸法：62.9 x 200 x 174.6 mm ■重量：1.2kg |
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