Fulltone SUPA-WAHは、60年代のクライドマッコイを再現した最高峰のサウンドと、入力レベルやバイアスの調整、トーンのキャラクターの変更などの便利な機能が両立された、ワウの決定版といえるモデルです。同社製の「CLYDE DELUXE WAH」の3トーンに加え、新たに2つのトーンが追加されました。
世界初のワウとして著名で、現在でもフォロワーの多いVOXのCLYDE McCOYワウのクローンと言えるモデルです。60年代のクライドマッコイに搭載されていたC109Bトランジスタの使用など、オリジナルのサウンドの再現の追求はもちろんのこと、単なるクローンにはとどまらない、オリジナルにはないインプットレベルやバイアスの調整ノブ、ワウのサウンドを選択できるスイッチが搭載されています。Fulltoneは以前から「CLYDE DELUXE WAH」としてこれらの機能を搭載したワウペダルを販売していましたが、選択できるトーンが3種類であったCLYDE DELUXE WAHに対して本機には新たに2種類増え、合計5種類のトーンを選択できるようになりました。
5ポジションのロータリー・スイッチでワウのトーンを変更します。それぞれのポジションにおけるトーンの名称、詳細は以下の通りです。
・Position 1 SUB
1970年代のオールドFoxx Fuzz/Wahペダルを彷彿とさせる深い低音が特徴で、シンセサイザーのような、ベースにも最適なサウンドを提供します。
・Position 2 WACKED
オールドColorsoundワウを彷彿とさせる、より「ワウ」の発音が強調されたサウンドとディープなベース・レスポンスが特徴です。
・Position 3 PHAT
歪んだギターに最適なレンジです。5モード中最も太い音が特徴です。
・Position 4 JIMI
Jimi HendrixやEric Claptonが使用した60年代後半のVox Clyde McCoyワウ・サウンドを再現したものです。
・Position 5 SHAFT
ファンクや映画のサウンドトラックで聴くことができる70年代のサウンドを再現するために、レンジ全体を少しシフトアップしています。
「INPUT LEVEL」ノブは単なるボリューム・コントロールではなく、ワウ回路に入力される信号のレベルを調整するものです。時計回りに回すとペダルに入力される信号が増加し、ワウ回路がオー バードライブします。反時計回りに回すと、高出力のピックアップによる歪みを軽減したり、ブレイクアップのないクリーンなサウンドを得ることができます。
可変式のバッファーは、ワウをONにした際のボリュームブースターとしても使用できます。
内部の「TRANSISTOR GAIN」トリマーは、工場出荷時に適切なバイアスに設定されているため、ほとんど調整する必要はありま せん。時計回りに回すとゲインが上がり、ワウの効果を厚くし、低音のレスポンスを少し上げることができますが、高すぎるとワウのパフォーマンスだけでなく、輪郭も失われます。
仕様 | ■コントロール:INPUT LEVEL knob, 5-POSITION ROTARY MODE switch, BUFER/BOOSTER LEVEL knob/switch , TRANSISTOR GAIN trimmer ■電源:9-18VDC or 9V battery ■消費電力:最大11mA ■入力インピーダンス:30K-100K ohms (ペダルの位置と入力ゲインコントロールによる) ■出力インピーダンス(ペダルON/バッファON時):22K ohms ■出力インピーダンス(ペダルON/バッファOFF時):22K-200k ohms ■寸法:4.9 "W x 10 "L x 3.3 "H.(80(W) x 253(D) x 76(H)mm) ■重量: 3.5 lbs(約1.59kg) |
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