Walrus Audio Lum Texture Engineグラニュラー&テクスチャー・リバーブ

Walrus Audio Lum Texture Engine
メーカー
カテゴリ リバーブ
発売時期 2026年8月
価格 52,360 円 (税込)
コンテンツの誤りを送信する

Walrus Audio「Lüm Texture Engine」は、入力した音を微細な音粒(グレイン)へと分解し、リバーブの層で包み込むことで、断片的で移ろう音響空間を生み出すグラニュラー&テクスチャー・リバーブです。同社のSlö、Lore、Fableといった空間系ペダルの要素を汲み取り、3つのモードとオートメーション、プリセットを一台に凝縮しました。

アンビエント志向のギタリスト、あるいはループやシンセ的なサウンドデザインを足元で完結させたいプレイヤーに向く、実験性の高い一台です。

Lum Texture Engineの特徴

Slö・Lore・Fableを束ねた位置づけ

Lümは、Walrus Audioが展開してきた空間・テクスチャー系ペダル群の延長線上にある一台です。
柔らかな揺らぎを持つSlö Reverb、逆再生の残響を扱うLore Reverse Reverb、粒子的な音響を生むFable Granular Generatorといった各機の発想を取り込み、それぞれ独立していた表現をモード切替で使用することができます。

音を粒子化するグラニュラー処理

グラニュラーとは、入力音を「グレイン」と呼ばれる極小の断片に切り刻み、それを再配置・重層化して新たな質感を作る手法です。
Lümはこの処理をリバーブと組み合わせ、原音の輪郭を残しつつ、周囲に散らばる音の粒(グレイン)を発生させます。
Xノブでグレインサイズ、すなわち「グリッチ」がどの頻度で現れるかを調整でき、まばらな装飾から密度の高い音の霧までを、連続的に描くことができます。

演奏中に音を動かすMoment Control

Moment Controlは、5つのノブから任意の1つを選び、フットスイッチの長押しで設定した目標値へ滑らかに移行させるオートメーション機能です。
移行時間(Ramp)は10ms・1000ms・5000msの3段階から選べ、瞬間的なスウェルからゆっくりとした空間の膨張まで、足元操作だけで音色を動かせます。
プリセットは赤・緑・青の3つを保存でき、切替時は音がシームレスにフェードするため、ライブでの音色遷移も途切れません。

サウンドバリエーション

Lümの音作りは、性格の異なる3つのモードとStretch Engineの掛け合わせで広がります。
それぞれが独立したアルゴリズムを持つため、同じフレーズを弾いても立ち上がる空間はまるで別物です。

Mode I:Grain Cloud(雲状のテクスチャー)

フィードバック・ディレイラインを2つのタップで読み出し、雲のように散らばる音粒を生成するモードです。
原音の周囲にまばらな「きらめき」が漂い、Xノブを回すほどグリッチの発生頻度が変わって密度が増減します。
ボード上の他のモジュレーションやウェット系と重ねると、輪郭の溶けた新しい音響が立ち上がり、アンビエントの背景づくりやポストロックの間奏に映えます。

Mode II:Grain Verb(残響に沈む音粒)

リバーブ・アルゴリズムのディレイメモリーから音粒を読み出す、密度の高いモードです。
グレインがリバーブの中に完全に浸り、まるで「音粒がリバーブの湯に浸かった」ような質感になります。
輪ハイゲイン・ペダルの前段に置くと、歪みが霧を貫くような独特のサステインとサチュレーションが得られます。

Mode III:Forward / Reverse Verb(順逆が交差する残響)

通常のフォワードリバーブ → リバースリバーブを直列で構成したモードです。
前方向と逆再生のリバーブがリズミカルに交差し、Stretchノブでその絡み合いの速さを、Xノブで逆リバーブの減衰量を調整できます。
スウェルとリバースが絡み合う躍動的な余韻は、映像的なアンビエントやシューゲイザーのイントロ、静と動を行き来する楽曲展開に適しています。

時間軸を伸縮させるStretch Engine

3モードいずれにも作用するStretch Engineは、サンプルレートを0.5倍から2倍の範囲で全体的に変化させる機能です。
単なるピッチ変化ではなく、グレインサイズ・リバーブの減衰・フィルターのトーンといった時間依存の要素へ同時に作用するため、低速側では引き延ばされた重厚な質感、高速側では細かく詰まった煌びやかな質感へと、同じモードのまま表情を変えられます。

Lum Texture Engineの注意点

入出力がモノラルTS 1系統のみ

Lümの入出力はいずれも1/4インチTS端子が1系統ずつで、ステレオ入出力には対応しません。
グラニュラーやリバーブといった空間系はステレオで左右に広げてこそ真価を発揮する場面も多く、ステレオボードを組んでいるプレイヤーにとってはモノラル出力が制約になり得ます。

電源はアイソレート供給が前提

駆動には9V DCセンターマイナス・100mA以上を要し、公式にデイジーチェーン給電が非推奨とされています。
複雑な内部処理を行うデジタルペダルゆえ、ノイズを避けるにはアイソレート電源の1ポートを確保する必要があり、電源に余裕のないボードでは組み込み前に給電計画を見直す必要があります。

仕様 ■入力インピーダンス: 1M Ohms
■出力インピーダンス: 100 Ohms
■バイパス方式: バッファードバイパス(Trails / Instant Cut 切替)
■電源: 9V DC センターマイナス(アイソレート電源推奨、電源アダプター別売)
■消費電流:100mA以上
■寸法(ノブ含む): 幅6.7cm × 高さ5.8cm × 奥行12.6cm
■重量: 約295g

※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。

製品レビュー

(このペダルを評価してみましょう!)

この製品のレビューを投稿する

Walrus Audioのエフェクター

Walrus Audio Canvas Expression Pedal

Walrus Audio Canvas Expression Pedal

多機能エクスプレッション・ペダル
Walrus Audio Highpoint Analog Optical Compressor

Walrus Audio Highpoint Analog Optical Compressor

アナログ・オプティカル・コンプレッサー
Walrus Audio Canvas Volume Pedal

Walrus Audio Canvas Volume Pedal

アナログ+デジタルを融合させたプレミアムなボリュームペダル
Walrus Audio Canvas Power USB

Walrus Audio Canvas Power USB

USB-C入力を採用したパワーサプライ

リバーブをお探しですか?

Walrus Audio Lore Reverse Soundscape Generator

Walrus Audio Lore Reverse Soundscape Generator

リバース・ディレイ/リバーブを中心に構成されたアンビエント・クリエーション・マシン
strymon blueSky

strymon blueSky

プロクオリティ・リバーブのデジタル演算処理を超越したリバーブ・ペダル
TC Electronic SKYSURFER MINI REVERB

TC Electronic SKYSURFER MINI REVERB

SKYSURFER REVERBを小型化したコンパクトなペダル
Death by Audio DREAM STATION

Death by Audio DREAM STATION

音の広がりや質感を重視したリバーブ+ディレイ・ペダル
  • ※1. 掲載されている情報は常に正しい情報(価格・スペック等)を掲載できるよう心掛けておりますが、まれに誤った情報を掲載する可能性がございます。
  • 画像について、正誤に関しては保証いたしかねます。ご購入前に必ずメーカーサイトや購入先の楽器店でご確認ください。
  • 当サイトを利用して生じた損失・損害等、いかなる不利益も保証いたしかねます。あらかじめご了承ください。利用規約
  • 価格等の間違いにお気づきの場合は、お手数ですがお問い合わせページからご連絡下さい。