エフェクターのつなぎ方・接続の順番について
エフェクターはつなぎ方によって音のかかり具合が変化します。例えば
- ①ギター→ディレイ→ワーミー
- ②ギター→ワーミー→ディレイ
という2通りのつなぎ方ですが、②の場合ワーミーでピッチを変化させた音にディレイがかかるのに対して、①の場合にワーミーを操作すると、ディレイ音に対してもピッチの変化が加わってしまいます。
好みの問題ですが、それぞれのエフェクターの特性を生かすようなセッティングを覚えておきたいところ。
このページでは、様々な効果をもたらすペダルそれぞれの特徴を生かした標準的なセッティングを紹介します。
一般的な接続順
- まずコンプレッサーやイコライザーなどで音を整える
- オーバードライブやディストーションなどで歪ませる
- コーラスやフランジャーなどで揺らぎを作る
- ディレイなど残響音を演出する
という順番に音を作ると考えるとよいでしょう。
ボリュームペダルやワウなどは任意の場所に設定しましょう。
ディレイの後ろにチューナーを繋げると、残響音を響かせたまま一気に音量をゼロにできます。
こういった手法はライブなど実践でも使えるので、色々と研究してみるといいでしょう。
ラインセレクターのつなぎ方
A/B BOXとも呼ばれるラインセレクターですが、単にエフェクターの切り替えだけでなく他にも様々な使い方が考えられます(画像のラインセレクターはCutom Audio JapanのMLS-2)。
エフェクターを切り替える
エフェクターのon/offを切り替えるセッティングです。複数のエフェクターのon/offを一元化してコントロールできます。
ギター・アンプを切り替える
アンプ2つを切り替えるセッティングです。お気に入りのハイゲインアンプ・クリーントーン用のアンプなどを使い分けることが可能になります。90年代ヘヴィ・ロック全盛期によくみられたセッティングです。
エレキギターを切り替える
エレキギターを切り替えることができるセッティングです。
ライブでギターを持ち変える時などに便利なセッティングですね。
センド/リターンを利用する
ラック式の空間系エフェクターやブースターなど、かけっぱなしにしておくエフェクターなどがある場合には、アンプのセンド/リターン端子につなぐのがよいでしょう。
エフェクターをアンプのセンド/リターンに繋いだ様子
センド/リターン端子はアンプによって搭載しているものとしていないものがあります。たいていはアンプのリア(背面)パネルについています。
最終更新日 : 2018/03/26
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- エフェクターの各画像について、正誤に関しては保証いたしかねます。ご購入前に必ずメーカーサイトや購入先の楽器店でご確認ください。