メーカー | Source Audio |
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カテゴリ | プリアンプ |
発売時期 | 2022年4月 |
価格 | 27,500 円 (税込) ※1 |
SA271 ZIOは、Shoe PedalsのChristopher Venterとのコラボレーションによって誕生した、SOURCE AUDIO初のオール・アナログのプリアンプ/ブースト・ペダルです。最大+20dBの強力なブーストや4種類のディスクリート回路など、使い勝手抜群の一台です。
「OUTPUT」ノブは出力レベルを調節する、マスター・ボリューム的役割を担うノブです。ブーストは最大+20dB、カットは約-2dBまで行うことが可能で、クリーン・ブーストはもちろんのこと、ONにすることで音量を下げるようなセッティングも可能です。ユニティー・ゲイン(±0dB)は9〜10時付近です。
「CIRCUT」ノブで、「JFET」、「LOW-CUT」、「STUDIO」、「E-PLEX」の4つのディスクリート回路から選択します。各回路はパフォーマンスを最大化するために綿密に設計されており、それぞれセットアップによって異なる反応を示します。各回路の名称と詳細については後述します。
「SWITCH」トグル・スイッチは、フットスイッチの動作を設定する2WAYトグル・スイッチです。通常のON/OFFスイッチとして使用するのはもちろんのこと、バイパス時に出力をミュートするMUTEモードを選択することが可能です。MUTEモードではTUNER/LINE出力は影響を受けないため、メインの出力から音を出すことなくチューニングを行うことができます。
「TONE」トグル・スイッチで、仮想ケーブルの長さを選択します。
ローインピーダンスの短いケーブルをシミュレートしており、ペダルを多く接続した場合や長いケーブルの使用によって失われたトップ・エンドを維持、回復させます。
中ぐらいの長さのケーブルをシミュレートする、トーンへの影響が最も少ないモードです。
ハイ・インピーダンスの長いケーブルをシミュレートしたモードです。スタジアム規模でのシステムや、曲がりくねった長いケーブルのサウンドを再現します。意図的にこのようなケーブルを使用することで高音域を削ぎ落とすプレイヤーも少なからず存在しますが、本機ではケーブルを用意することなく、そのようなサウンドをスイッチひとつで再現することができます。
真空管アンプに近い、歪みの少ないバッファー/ブースト・トーン。高品質のBurr-Brown製JFET入力オペアンプを使用しており、透明感がありながらも刺々しさや過度のブライトネスを加えないよう設計されています。スタジオやホーム・レコーディングの環境において、長いケーブルを使用する場合のバッファやブースターとしてだけでなく、多くのスタジオ機器に見られるDIやライン入力をより自然なサウンドにするためにも非常に有効です。また、ライブ演奏を録音した後、スタジオでクリーン・アップして公式リリースする場合など、ダイレクト・サウンドをキャプチャして後でリアンプするためのバッファード・スプリッターとしても使用できます。
ギター/ベースのサウンドのミックスの際に起こりがちな、過剰な低周波の鳴りを取り除くように設計されています。STUDIOモードとは異なり、BASS CUTモードは中低域やプレゼンス周波数には影響を与えず、代わりに低音域を減らすことでヘッドルームを改善し、タイトなサウンドを提供します。ギターのネック・ピックアップ、一部のベース、シンセなど、ライブやスタジオでのミックスでブーミーでオーバーパワーになりがちなサウンドに特に有効です。また、シグナル・チェーンの中に他のペダルがあり、ONにした際の低域の薄さが問題となる場合、BASS CUTモードを常時バッファーとして使用し、あらかじめその低域を減らしておくことができます。こうすることで均一で低音レスポンスを得ることができ、アンプのトーン・スタックやEQペダルを使って適宜補正しやすくなります。
ギターとベースに使用される人気の高いスタジオ・ミキシングのトリックをベースにしているモードです。1950年代から今日に至るまでレコーディングで使用されている有名な 「Pultec Trick(Pultec EQを用いたローエンドの処理)」をベースにした EQカーブと、音の明瞭さを向上させるその他の試行錯誤のメソッドを組み合わせたものです。このモードではローミッド・カットが「泥」のような周波数を取り除き、アッパー・ミッドレンジが穏やかに存在感を増し、ハイパス・フィルターによって低域のゴツゴツ感が抑えられ、自然なサウンドが得られます。このモードを使用することで、低域の鳴りや重さが抑えられ、ミックスの中でもギターやベースのサウンドが明瞭で、かつ馴染みの良いものとなり、より洗練されたサウンドを得ることができます。ファズやオーバードライブ・ペダルの後段でのトーン・シェイピングにも有効です。
1970年代初期のテープエコー・ユニットのフィーリング、キャラクター、周波数特性を再現したモードです。ビンテージ・スタイルのFETバッファ/ブースト・トーンで、ウォームでクリア、そして少しダーティなサウンドを提供します。テープエコーのプリアンプのサウンドは当時から人気が高く、現代でもプリアンプ部のみをペダル化したエフェクター等がリリースされ、人気を集めています。テープエコーのオリジナルのユニットでは出力インピーダンスがかなり高く、ケーブルが長くなると高域が削られてしまいます。これはコントロールが難しい要素ではありますが、同時にテープエコー・サウンドのトップエンドのキャラクターの一部でもありました。本機では「TONE」トグル・スイッチにより、ユニットの後に短いケーブルを使用した状態(アンプの近くや上に置いているような状態)など、ケーブルの長さによって変化する音を内部で再現することができます。この組み合わせにより、明るすぎずブーミーすぎない、使いやすいサウンドを得ることができます。
仕様 | ■コントロール:OUTPUT, CIRCUIT selector, TONE(BRGIHT/MED/DARK) toggel switch, SWTICH(BYPASS/MUTE) toggle switch ■電源:9-18V DC - センターマイナス、バレルポジティブプラグ、内径2.1 mm、外径5.5 mm ■消費電流:20mA ■接続端子:INPUT, MAIN OUTPUT, TUNER/LINE OUT ■入力インピーダンス:1MΩ ■出力インピーダンス:150Ω ■バイパス方式:トゥルー・バイパス ■外形寸法 長さ:10.5 cm(4.1インチ) 幅:6.00cm(2.36インチ) 高さ(ノブ、フットスイッチを除く):4 cm (1.57 inches) 高さ(ノブ、フットスイッチを含む):5.65 cm ■重量:280グラム(0.625ポンド) |
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