メーカー | Source Audio |
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カテゴリ | オーバードライブ , トレモロ |
発売時期 | 2021年4月 |
価格 | 34,100 円 (税込) |
SA250 ULTRAWAVEは、シンセサイザー的な前代未聞のドライブ・サウンドが特徴の歪みエフェクターです。この革新的な歪みだけでなく、高度なカスタマイズが可能なトレモロ、コンプレッサー、イコライザー、フィルター、ノイズ・ゲート等も搭載した、小さいながらもマルチに使える一台です。
入力された信号を周波数帯域ごとに分割しエフェクトを処理するというシンセサイザー・ライクな手法によりサウンドを作る、革新的な機構を持った一台です。この処理により、歪みは複雑なハーモニーを持ち、歪ませていながらも複雑なコードをよりクリアに聴かせることが可能になっています。分割数は1、2、3、4、8、10バンドの6通りで、1バンドにした場合には従来の歪みエフェクターのような素直がエフェクトが得られます。
アルマイト処理が施された強固な筐体は、ハードなツアーにも耐えうる頑丈な造りです。
「DRIVE」と「LEVEL」ノブは一般的な歪みペダルと同じように歪み量と音量を調節する歪みですが、プリセットやエフェクト、他のノブのセッティング等により音量も変化するため、「LEVEL」ノブにユニティー・ゲインは設定されていません。
「SUSTAIN」ノブは入力ゲインをコントロールし、歪みのサステインを調節するノブです。時計回りに回すとサステインが増し、サチュレーションも少し大きくなります。反時計回りに回すサステインが弱くなり、よりオープンなサウンド、フィーリングに変化します。
「TREBLE」ノブは、エフェクト全体の明るさやメロウさをコントロールします。時計回りに回すとトップエンドがより活発になり、反時計回りに回すと高音域が減衰したダーティなサウンドになります。
フット・スイッチはエフェクトのON/OFFだけでなく、バイパス時(OFF時)に長押しすることで、より多くのプリセットを扱えるALTモードに切り替えることもできます。通常時は緑色に光っているLEDは、ALTモードにおいては赤色に変わります。
ペダル上部の「ALT」ボタンは、ボタンのすぐ横にある「Control Input」に接続されている外部コントロール機器のON/OFFを切り替えられます。それに加え、このボタンを押して離し、筐体上部の小さなコントロールLEDが点滅している間に「SUSTAIN」、「TREBLE」ノブを回すと、それぞれ「BASS」と「MID」のコントロールにアクセスすることができます。これにより、小さな筐体でありながら3バンドのイコライジングを実現しています。特に「MID」はサウンドのキャラクターを大きく変化させるノブで、時計回りに回すとよりウォームでクラシックなサウンドに、反時計回りに回すとよりスクープされたモダンなサウンドになります。
ノブ群の中央にある「Preset Selector Toggle」スイッチは3ポジションのトグル・スイッチで、通常モードとALTモードのにそれぞれ3ポジション、計6種類のプリセットにアクセスすることができます。
本機の小さな筐体に搭載されているディストーションの数はなんと44種類。真空管ライクなウォームなサウンドや、MXRのDistortion+以降主流となったダイオードを用いて作る歪みを再現したサウンドなど、オーバードライブからファズまで、幅広い歪みサウンドがカバーされています。SOURCE AUDIOのチーフエンジニアであるBob Chidrawが開発した、インピレーション溢れる「Foldback」ディストーションなど、野心的なドライブ・サウンドも搭載されています。
コンプレッサー/エキスパンダーにはインプット・ゲイン、スレッショルド、レシオ、アタック、リリース、アウトプット・ゲインの各コントロールと詳細なグラフィックモニターが搭載されており、デュアル・チャンネル機能を使用して、コンプレッションをかける周波数帯を選択することができます。またこのコンプレッサー/エキスパンダーは、オーバードライブ・モジュールの前後どちらかを選択してルーティングすることもできます。
そのほかには8バンドのグラフィック・イコライザー、3バンドのパラメトリック・イコライザー、ハイパス・フィルター、ローパス・フィルター、ノイズ・ゲートが搭載されており、後述の専用のエディターにてセッティングが可能です。
INPUTとOUTPUTをそれぞれ2系統装備しており、ルーティングのバリエーションも多様です。通常は挿入されているケーブルを検出し、自動で適切なルーティングが実行されますが、専用のエディターを使用することで手動で変更、設定することも可能です。IN/OUTのルーティングのみならず、内部のエフェクトの処理層をChannel 1と2に分け、それぞれのチャンネルに個別の設定をセッティングした上でその2つのチャンネルをカスケード(直列)接続、もしくは並列接続に変更することもできます。
CONTROL INPUTには様々な外部機器が接続可能です。エクスプレッション・ペダルを使用した場合には、最大で3つのパラメーターを同時に変更することができます。そのほかフット・スイッチはもちろん、同社製の「Tap Tempo Switch」、「Hot Hand 3 Universal Wireless Controller」などを使用することで、プレイの幅をさらに広げることができます。
本機はSource Audio Oneシリーズの他のペダルと同様に、専用のソフト「Neuro Desktop Editor」やアプリ「Mobile App」を使用して、より正確なパラメーターの編集やプリセットの共有、機能追加などを行うことができます。
このエディターが非常に優秀で、エフェクトの細かな調節はもちろんのこと、例えばトレモロに関してはLFOのアタックやリリース、シェイプなどの高度なカスタマイズが可能であるなど、かなり細かい部分まで音色を追い込むことができます。
ここまで細かい設定ができると逆に迷ってしまうかもしれませんが、Source AudioチームやUltraw Neuroコミュニティによって作成されたプリセット・コレクションも多数用意されているため、それらを基に自分好みのサウンドを作ることも可能です。
ユーザー・プリセットはノブの位置、パラメーター設定、周波数、ルーティング・オプション、外部コントロール、およびニューロ/MIDIアクセス可能なパラメーターなど、ユーザーが編集可能なすべてのパラメーターを保存することができます。プリセットを呼び出した状態で各種のノブを変更すると、プリセットに保存されていたそのノブの設定ではなく、変更後のパラメーターが適用されます。外部MIDIコントロールによって、最大128個のプリセットが保存可能です。
USBポートをパソコンに接続した場合、上述のエディターでの編集が行えるほか、各種レコーディング・ソフトウェアのプラグ・アンド・プレイ・デバイスとしても使用が可能であり、簡易的なオーディオ・インターフェイスとしての使用も望めます。
仕様 | ■コントロール:DRIVE, LEVEL, SUSTAIN / BASS, TREBLE / MID, Preset Selector Toggle, ALT Button ■電源:DC9V センターマイナス ■消費電流:150mA ■接続端子:INPUT 1 / 2, OUTPUT 1 / 2, CONTROL INPUT(3.5mm), USB Mini-B ■バイパス方式:ユニバーサル・バイパス(バッファード・バイパス/トゥルー・バイパス選択式) ■入力インピーダンス:1MΩ ■出力インピーダンス:600Ω ■寸法:114(L) × 70(W) × 51(H) (mm) ■重量:280g |
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