メーカー | Wren and Cuff |
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カテゴリ | ファズ |
発売時期 | 2023年9月 |
価格 | 49,500 円 (税込) |
EYE SEE '78 FULL-SIZE SPECIALは、70年代後半の2年ほどしか生産されなかった、オペアンプ仕様のビッグマフを再現したファズ・ペダルです。トランジスタを使用しておらず、一般的なビッグマフとは一線を画した唯一無二のサウンドを出力します。
1970年代後期、Electro-Harmonixの定番ペダルであるビッグマフは回路設計を大幅に変更し、トランジスタではなくオペアンプを用いた増幅回路を採用しました。この仕様のビッグマフは2年ほどの限られた期間で数千台ほどしか製作されなかったものの、トランジスタを使用したビッグマフよりも「力強い」と評されるサウンドはマニアの間でも人気が高く、Electro-Harmonixも2018年に「OP-AMP Big Muff」としてリイシュー品を発売しているほか、Mojo Hand FXなどのメーカーからもクローンが発売されています。
Wren and Cuff Creationsもこのオペアンプ仕様のビッグマフのクローン・モデル「EYE SEE ‘78」を2014年に発売しています。こちらは一般的なMXRサイズのペダルですが、新たに登場した本機はオリジナル同様の大きな筐体を採用しているのが特徴です。回路自体に大きな変更はありませんが、本機はヴィンテージ・スタイルの回路基盤に100%スルー・ホールのパーツを採用し、オリジナル機のトーンに近づけるべく選定されたオペアンプが搭載されています。また、筐体内部にはトーンを微調整できるコントロールが追加されているのも見逃せないポイントです。
名称に含まれる「EYE SEE」はオペアンプ(集積回路、IC)を文字ったもので、ユニークなペダルを数多くリリースするWren and Cuff Creationsの遊び心が窺えます。
回路だけでなく、筐体やノブなどにもこだわりが詰まっています。スチール製のエンクロージャーはLAに拠点を置くメーカーに依頼して製作したものを採用しており、ルックス、耐久性共に申し分ありません。前面のデザインはシルク・スクリーンでプリントされ、腐食を防ぐためラッカー・クリア・コーティングが施されています。このほかにもノブにはポリッシュ仕上げのベークライト・スタイル・ノブを採用するなど、大きい筐体でありながらもついペダルボードに組み込みたくなってしまうような魅力のある一台です。
基本的なコントロールはビッグマフ同様、歪みの深さを調節する「SUSTAIN」、トーンと音量をそれぞれ調節する「TONE」、「VOLUME」の3ノブから成っていますが、オペアンプ期後期のモデルに搭載されるトーン・バイパス・スイッチも装備しています。押下するとトーン・コントロールがバイパスされ(=効かなくなり)、中音域が強調されボリュームが増強された、よりオープンなサウンドへと変化します。
仕様 | ■コントロール:VOLUME, TONE, SUSTAIN, TONE BYPASS switch ■電源:9VDCセンターマイナス or 9V電池 ■接続端子:INPUT, AMPLIFIER |
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