メーカー | Boss |
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カテゴリ | マルチエフェクター |
発売時期 | 2024年10月 |
価格 | 58,740 円 (税込) |
BOSS GX-10は、同社のマルチ・エフェクター「GX-100」と同様のコア・エンジンを搭載したコンパクトなマルチ・エフェクターです。エフェクトのアルゴリズムなど内部の機能についてはほとんどGX-100と変わらず、よりボードに組み込みやすく持ち運びのしやすいサイズ感で高品位なサウンドが楽しめます。
GX-100と同様のコア・エンジンを搭載しており、信号処理についてもサンプリング・レート48kHz、AD変換24bit、DA変換32bit、内部演算32bit float(浮動小数点)とGX-100と同一のスペックを誇ります。
アンプ・モデルやエフェクトの収録数もGX-100とまったく相違なく、異なる点といえばフット・スイッチの数やアンプ・コントロール用端子やMIDI端子の省略などにとどまっています。メモリー(プリセット)の保存可能数がGX-100では300であったのに対して本機では297に変更されているなどわずかな違いはあるものの、内部の機能についてはほとんど変わりないといってよいでしょう。
アンプ・モデルはギター向けのものが23種類、ベース向けのものが9種類の合計32種類を搭載しています。実機のアンプの細かな挙動まで正確に再現するBOSS独自の技術「AIRD」によるリアルなサウンドが特徴で、定番機種や往年の名機のサウンドを手軽に持ち運んで使用できます。
またBOSSオリジナルのX-ULTRA、X-OPTIMA、X-TITANなどのハイゲイン・アンプ・モデルも収録しており、クリーンからヘヴィなドライブ・サウンドまで隙のないラインナップとなっています。キャビネット・シミュレーターも幅広い選択肢が用意されており、もちろん外部からのIRのロードにも対応しています。
エフェクトについてはBOSSの技術力がふんだんに盛り込まれた高い品質のアルゴリズムによる170種類を搭載し、歪みや揺れ物、空間系などオーソドックスなものについては豊富なバリエーションが用意されています。さらにスライサー、ヒューマナイザー、オクターバーなどのユニークなエフェクトも数多く搭載しており、一台でかなり多彩なサウンド・メイクを行うことが可能です。
エフェクト・チェインにおいてはプリアンプ2種類、エフェクト15種類を最大で同時使用でき、ディバイダーによって並列に接続したり、センド・リターンを使用して実機のペダルをエフェクト・チェインに組み込むことなども可能です。
本体に搭載されたカラー・ディスプレイはタッチでの操作にも対応しており、ディスプレイ直下の4つのノブと組み合わせて直感的なコントロールが可能となっています。エフェクトの並び替えなどもドラッグ&ドロップで簡単に行うことができ、スマートフォンやタブレットを操作している感覚で扱えます。
さらに専用のアプリケーション「BOSS TONE STUDIO」を使用すれば、Windows/MacOS搭載デバイスからエディットが可能となります。メモリーの編集や複数のメモリーをまとめてライブセットとして管理したり、PCへそれらを保存したり、といった操作も簡単です。「Bluetooth Audio MIDI DUAL Adaptor」(別売)を併用すれば、iOS/Androidに対応したモバイル版アプリも使用できます。
さらに作成したライブセットはオンライン・プラットホーム「BOSS TONE EXCHANGE」で共有することもできるため、自分のライブセットを友人に共有したり、世界中のユーザーが公開しているライブセットをダウンロードして使用することもできます。また本機はGX-100のライブセットも使用できるため、GX-100からよりコンパクトな本機に乗り換えたい場合にも非常にスムーズです。
そのほかのコントロール類についても非常に扱いやすく、長年マルチ・エフェクターを設計してきたBOSSらしいUIとなっています。筐体下部の3つのフット・スイッチについては複数のコントロール・モードが用意されており、バンクの切り替えはもちろんのこと、実機のペダルを操作する感覚で個別のエフェクトをON/OFFしたり、バンク内のセッティングを一括変更したりすることもできます。
エクスプレッション・ペダルはボリューム・ペダルやワウとして使用するのはもちろんのこと、各エフェクトのパラメーターのコントロールに用いることも可能です。またペダルをヒール側に倒し切った際にチューナーを起動する、といった便利な設定も搭載しています。外部のフット・スイッチやペダルを接続する端子も背面に設けられており、これらと組み合わせればかなり複雑なシステムを一台で構築することもできます。
また近年のマルチ・エフェクターらしくオーディオ・インターフェイスとしての機能も備えており、USBポートからPCなどのデバイスに接続すればDAWへのレコーディングも簡単に行えます。
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Universal Audio Astra Modulation Machine