メーカー | ZOOM |
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カテゴリ | マルチエフェクター |
発売時期 | 2024年3月 |
価格 | 15,900 円 (税込) |
MS-70CDR+は、同社の人気製品である空間系マルチ・エフェクター「MS-70CDR」のニュー・モデルです。カーソル型のフット・スイッチの採用により、パッチ・メモリーやエフェクトの選択が手を使うことなく操作できるようになるなど、さらに使いやすいモデルへと進化しています。
マルチ・エフェクターとしては最小クラスのサイズで、コンパクトな筐体に149種類ものエフェクトを搭載しています。
搭載エフェクトは空間系を中心としており、内訳はコーラス/モジュレーション43種類、ディレイ29種類、リバーブ33種類、ダイナミクス/フィルター/SFX系エフェクト44種類と、このサイズからは考えられないほど膨大なラインナップです。オーソドックスなエフェクトはもちろんのこと、ノイズを生み出す飛び道具系のディレイやリバーブ・テールのピッチが上昇していくシマーなど、プレイヤーのインスピレーションをくすぐるユニークなエフェクトも満載です。またエフェクトごとのパラメーターも非常に豊富で、小さいながらもしっかりと音を作り込むことができるのも嬉しいポイントです。
エフェクトは最大6つまで同時に使用することができ、もちろん接続順も自由に変更できます。作成したパッチ・メモリーは本体に最大100種類まで保存しておくことができます。プリセットも80種類搭載されているため、まずはここから音作りを始めてみるのもよいでしょう。
さらに、iOS用アプリ「Handy Guitar Lab」を使用すれば追加のエフェクトやプリセットの入手、各パッチ・メモリーの編集なども行えます。
また、出音のクオリティについても改善されています。位相特性がフラットなアナログ入出力回路を採用し、明瞭かつナチュラルなサウンドを実現しています。エフェクトの解像度も向上しており、微細なニュアンスもしっかりと表現できます。
入出力端子は入力、出力ともにデュアル・モノとなっており、パンが左右に振れるようなステレオを生かした演奏も思いのままです。またギターやベースだけでなくシンセサイザーやサンプラーなど、ライン・レベルの機器にも接続できます。
旧機種である「MS-70CDR」はコントロール面でやや弱い印象もありましたが、本機では大幅に改善されています。
まず大きな変化として、パッチ・メモリーやエフェクトの選択がカーソル型のフット・スイッチでできるようになった点が挙げられます。これらの操作は旧機種においては手で行わねばならず、立ったままで操作できるコントロールはフット・スイッチによる「選択しているエフェクトのON/OFF」と「チューナーの起動」のみでした。今回のアップデートによって、曲間でしゃがみこんでパッチを切り替えたり、曲中でギターから手を離してエフェクトを切り替える...といった煩雑な操作も必要なくなりました。
ディスプレイにも変化がみられます。高解像度、高輝度のLCDディスプレイを採用しており、暗いステージの上でも選択しているエフェクトや各パラメーターのステータスが非常に確認しやすくなっています。また選択しているエフェクトのタイプによってディスプレイの色も変わるため、今フット・スイッチを押下したらどのエフェクトがON/OFFになるのか、演奏中でも簡単に判別できます。
電源は旧機種と同じくACアダプターと単3電池のオプションに加えて、本機ではUSBモバイル・バッテリーでも駆動できるようになっています。こういった細かいポイントもしっかりアップグレードされているのは嬉しい限りです。
仕様 | ■同時使用エフェクト数 :6 ■ユーザーメモリ:100 ■24-bit/44.1 kHz ■入力S/N:122 dB ■電源:ACアダプター ZOOM AD-16(DC9V センターマイナス/500mA)、単三電池 x2、USBバスパワー駆動 ■USB:Type-C ■寸法:133 mm (D) × 79 mm (W) × 61 mm (H) ■質量 :368 g(電池除く) |
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