メーカー | Walrus Audio |
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カテゴリ | コンプレッサー |
発売時期 | 2019年2月 |
価格 | 29,800 円 (税込) |
Deep sixは、業界標準のスタジオ・コンプレッサー「Universal Audio 1176」にヒントを得て製造された高品位コンプレッサー・ペダル。手頃な価格ながら比類ない汎用性を提供するエフェクター。ドライ/ウェット音を混ぜることができるBlend、アタック音の調節ができるAttackツマミによって、アクティブ·ピックアップやハムバッカーなど出力が大きいエレキギターに対しても適切にコンプレッションを施します。9V駆動ながら機器内部で電圧が18Vに昇圧され、高いヘッドルームを獲得することに成功しています。
2019年2月に登場した「DEEP SIX V3」では従来の操作系統に加えて、新たにコンプ音だけにイコライジングを施す事ができるtoneツマミを搭載。トーンと音密度を調節できるようにアップグレードされています。
仕様 | ■コントロール:Level, Sustain, Attack, Blend(Dry/Wetコントロール), Tone(V3のみ) ■トゥルーバイパス ■電源:9V電池、9VDCアダプタ ■消費電流:8.9mA ■寸法:W74×D121×H58 mm ■重量:275g |
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Walrus Audio Monumental Harmonic Stereo Tremolo
Providence BASS BOOT COMP BTC-1
No.19150:レインボー 2014年3月19日
本機最大の特徴は、コンプの二大巨頭であるナチュラル系とパコパコ系のどちらに偏る事も無く、ちょうど真ん中のおいしいところを出せるという事。
言い換えればどちらも出来るという事。
それが可能な理由は、blend機能がある故。
使い方としては、先に必要なコンプレッションの量を少し多めに作り、
blendで引いていく=原音をプラスしていく。これにより、必要な分だけの配合が効果的に音に現れます。
推奨設定はsustainが12時~13時半、attackが14時~15時とやや強めの設定。
鍵となるblend具合はプレイヤーの裁量ですが、強いて言えば上記のやや強めな設定に対して、12時~15時の間でblendを探ってみましょう。
パコパコとナチュラルの中間で、後段の歪みが持つ粘り具合を加味した兼ね合いを済ませれば、不可分無くちょうど良さを見つけ出せるでしょう。
通常ナチュラルコンプでは自然さ、何もエフェクトしていない程の均一感を求めるので、ある種のデジタル感や、自然さを求めるが故に統制された「不自然さが」耳の肥えたユーザーには分かってしまいます。かといってパコパコ系ではその自然さは得られず、コンプが一つの空間エフェクターとしての存在感、エグみの役割すら果たしています。
極度にナチュラルな設定をした際には、オーディオ特質の強いempress effects社のcompressorなどに寄った感触も少しありますが、sustainを上げて詰まって行った「奥行き感」を原音と共に前に出していく事で、作られた雰囲気の少ないコンプが得られます。
逆にパコパコサウンドを狙うなら、極度にsustainを回せばある程度のエグミは得られますが、keeley社販売の4knob compの様にClippingノブがついている訳ではないので、鋭く激しいコンプ音までとは行きません。
その代わり、極度な設定でも音割れの心配はそれほどありません。