メーカー | Walrus Audio |
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カテゴリ | ディストーション |
発売時期 | 2021年11月 |
価格 | 30,800 円 (税込) |
IRON HORSEは、分厚くパンチの効いた歪みと抜け感を兼ね備えたコンパクトなディストーション・ペダル。ProCo Ratに代表されるクラシックなディストーション回路を基にしたハイゲイン・ペダルで、LM308チップを使用し、厚みのあるパンチのあるサウンドが特徴です。2016年のV1から始まり、2017年にV2、2021年にV3がリリースされました。
シンプルな3つのノブの他に、クリッピング・ダイオードを切り替えるスイッチ(最新モデルではノブ)を搭載。クリッピングの切替によって、暖かみのあるオーバードライブ、リズムギターやカッティング・ソロなどに適したクランチ、ディストーションからファズまで幅広い歪みサウンドをカバー。クラシック・ロック、オルタナティブ・ロック、そしてその先にあるサウンドを追求することができます。
IRON HORSE V2
2017年6月に第二世代モデル「V2」が登場しました。
V2はV1の使い勝手の課題(特にボリュームやゲインの調整の難しさ)を改善したモデルで、より実用性が高く、幅広い音作りが可能です。一方で、V1はユニティゲインの問題があるものの、特定のヴィンテージ感や個性を求めるプレイヤーには魅力的な選択肢かもしれません。
V1ではユニティゲイン(入力と出力の音量が同じ状態)を設定するのが難しく、ボリュームノブを少し上げただけで音量が大きくなりすぎる問題がありました。
V2ではレベルコントロールが改良され、ユニティゲインをより簡単に設定できるようになり、ボリュームノブの操作性が向上しました(ユニティゲインがノブの中央付近で得られるように調整)。これにより、ライブやペダルボードでの使い勝手が向上しています。
V2ではトーンコントロールが改良され、高音域(トレブル)をより多く加えられるようになりました。V1ではトーンがやや制限されていたのに対し、V2はより明るいサウンドや幅広い音色調整が可能です。
ディストーションコントロールのスムージング
V2のディストーションコントロールは、低ゲイン設定での操作が滑らかになり、微妙な歪みの調整がしやすくなりました。V1ではゲインの範囲がやや極端で、低ゲインの設定が難しい場合がありました。
V2は「Galaxy Gold」カラーと新しいアートワーク(Adam Forsterによる鎧をまとった馬のイラスト)が採用され、V1のデザイン(シルバーノブや異なるグラフィック)とは異なります。V2の外観はよりモダンで派手な印象です。
基本的な回路設計やLM308チップを使用した歪みの特性はV1とV2で変わっていません。どちらも3つのクリッピングモード(トグルスイッチでシリコンダイオード、LED、または非圧縮を選択)を備えており、音色のコアな部分は同一です。
IRON HORSE V3
2021年11月に第三世代モデル「V3」が登場しました。
従来モデルのハイゲインサウンド、トゥルーバイパスはそのままに、ソフトタイプのスイッチを採用。またシリコン/LEDクリッピング・ダイオードをブレンドできるノブを採用するなど、より使い勝手の良いペダルとして生まれ変わりました。
V2では、トグルスイッチでシリコン、LED、非圧縮の3つのクリッピングモードを選択可能でした。V3では、このトグルスイッチがブレンドノブに置き換えられ、シリコンとLEDの比率を自由に調整できます。左に回すとシリコンクリッピング(高い圧縮)、右に回すとLEDクリッピング(低い圧縮)、中央で両方をブレンドした複雑な音色が得られます。
V3から新たにトップマウント・ジャックを採用しており、ペダルボードでの配置がしやすくなっています。
V2はギャラクシーノブとAdam Forsterによるアートワーク(鎧をまとった馬)で、V3はゴールド仕上げとDavid Hüttnerによる新しいデザインが採用されています。
ディストーションノブを最小にしたときのボリューム低下が固定されており、操作性が向上しています。
仕様 | ■コントロール:Level、Tone、Distortion、Si - LED ■トゥルーバイパス仕様 ■電源:9VDCアダプター(センターマイナス)、電池非対応 ■消費電流:10mA ■寸法:12.5 x 6.7 x 5.8cm |
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Walrus Audio Monumental Harmonic Stereo Tremolo
EarthQuaker Devices Life Pedal V3
Walrus Audio Eras Five-State Distortion
No.19020:レインボー 2014年3月11日
本機最大の特徴は、荒くて図太いのに芯しっかりあり「埋もれない」という事。
ロック系ジャンルのアンサンブルに付き物なのは、ギターが複数いる場合に、音がぶつかり合ってしまい、単体それぞれが良い音作りでも結果的には邪魔をし合ってしまう事。一方では埋もれ、かたや抜けすぎていたりすると手に負えません。
IRONHORSEの歪みは浅めのOD~深いDISまでに変化していくので、各ギターの役割を意識した差し引きをすれば、PUとの喧嘩やもう一方のギターとぶつかる事も少ないでしょう。
マーシャル系の歪みよりも粘りが深く、MXR dynacompを薄がけしているのではと思う程の粘り気があります。線も太くその存在感は希有。
コンプ感に長けているのもポイントですが、粘りの割に無駄なサスティーンは持ち合わせていないという独特な印象。サスティーンは必要に応じて、歪みに付いてきます。
BOSS DS-1など完結した印象の歪みとは対象的で、音粒の粗さ≒“未完成さ”の余韻をどうピッキングするかでギタリストが試される場面もあるでしょう。
推奨設定はDISが12時~13時、TONEが14時位。
控えめも出来るのに輪郭は残る、理想的な状態を作れます。
標準的なストラトでも充分な太さを実現できます。
ただし、レスポールを使用したり、その他歪みとのブレンドをする場合は存在感の出過ぎに注意。PUのパワーに応じて差し引きが必要です。
通常クランチならDISは10時程度でも充分。
単音のリフでも伸びや飽和感のあるフレーズを織り交ぜたいのであれば(特にギターが一人の場合)思い切ってDISを15時以上に回しても良いでしょう。3ピースバンドでも充分な音圧に期待できます。
更に言えば、本機は特にテレキャスターとの相性が抜群。
ザクザクした質感に、テレキャス独特の薄い質感が相まって80’s世代にも受けのよい
枯れた渋めのサウンドが得られます。レスポールを使えば、逆にモチモチした感触となります。
No.47114:おいしいサウンド見つけた✩ 2015年5月9日
アンプ(マーシャル等)と歪みをブレンドしてキメの細かいサウンドを
作りましたw
アンプ側のGAINは5、VOLは2.5にして、IRON HORSE側は、
LEVELは3時位置、TONEは12時位置、DISはOFFにして
あとは、クリッピングダイード切り替えSWで好みのサウンドに
合わせて完了ww
つまり、ブースター的なサウンドですが、心地よいサウンドが
出来ました。
気に入らなければ、アンプ側の歪みとのブレンドの比率で
どうにでもなります!
結構使えるエフェクターw
今まで使ったエフェクターでは、ピカイチかな✩
No.50833:通りすがりのギタリスト 2015年6月20日
これは、素晴らしい!
メロディーを守ってくれる歪みです。
クリッピングダイオード切り替えSWで好みの
サウンドを選べるし、幅広いサウンドメイキングができる!!
天城越えが弾きたくなる(マーティーフリードマン)のが分かる(笑)
No.79917:気分的ショッパー 2025年5月6日
これはいいですね
いい意味で「汚い音」
低音が損なわれず太い
ツマミが全部12時でちょうどいいセッティングになるのも良い
グランジ、シューゲイザーな音が出ます