メーカー | Benson Amps |
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カテゴリ | ファズ |
発売時期 | 2021年4月 |
価格 | 37,950 円 (税込) |
Benson Amps Germanium Fuzzは、ファズ・ペダル初のゲルマニウム・トランジスタを適温に温める機構の搭載や入力インピーダンスを調整可能なノブなど、ゲルマニウム・ファズの弱点を克服し、クリーン・ブーストからアグレッシブなファズまで幅広い音作りが可能な、新世代のクラシカル・ファズ・ペダルです。
Germanium Fuzzは、名前の通りゲルマニウム・トランジスタである「2N527」、または「2N404」を中心に設計されています。ゲルマニウム・トランジスタを使用したファズのトランジスタ同士のマッチングは非常に難しいものですが、本機に搭載されているトランジスタは、60年代製のファズ・フェイスの設計を参考に、最高のサウンドになるよう慎重にマッチングされています。
ファズに使用するトランジスタは大別してシリコン・トランジスタとゲルマニウム・トランジスタの2種類があり、本機においても採用されているゲルマニウム・トランジスタは独特のいなたいサウンドが特徴で愛用するプレイヤーも多いですが、温度の変化によってサウンドが変わってしまうのが難点です。そこでBenson Ampsではファズ・ペダルでは初となる「自動サーモバイアス技術」を開発し、トランジスタを適温に、自動的に温める機構を搭載したことで、外気温に関係なく安定したサウンドを実現することに成功しました。
LEDがオレンジ色に点灯しているときはトランジスタが温められ、hFE(トランジスタのゲイン)を上げていることを示しており、正しいバイアスとhFEが得られ加熱が終了すると緑色に変化し、適温であることを示します。適温になるまでに必要な時間はおよそ2~3分で、ギターのチューニングや他の機材のセッティングをしていればすぐに経ちうる時間です。
逆に、例えば日差しが強いステージのように、外気温が高い場合には少し注意する必要があるかもしれません。Germanium Fuzzは氷点下から38℃弱くらいの間で問題なく動作するように設計されており、それ以上の外気温の場合ではブーミーになりすぎたり等、サウンドに変化が生じる可能性もあります。そのため、Germanium Fuzzにはスタジオなどの屋内向けに黒くペイントされた「Studio Black」と、直射日光にも比較的強い、白い筐体の「Solar White」の2種類のカラーがラインナップされています。
ゲルマニウム・ファズの回路特有の低いインピーダンスは、ギターのボリューム・ノブへの高い追従性と煌びやかなクリーン・サウンドを生みます。しかしその一方で、前段にバッファーを含んだペダルがある場合にはインピーダンスのマッチングがうまくいかず、ファズが十分にその効果を発揮しない場合もあります。Germanium Fuzzの入力部にはクラスAバッファが搭載されており、このミスマッチを防いでいます。また「IMPEDANCE」ノブによって入力インピーダンスのコントロールも可能であり、このノブを低く設定すれば、高いゲイン値でも、ギターのボリューム・ノブを下げたときのような締まりのあるサウンドを維持することができます。
「GAIN」ノブは従来のクラシカルなファズとは挙動が違い、非常に幅広いサウンドを作ることが可能なノブです。歪みの量を調節するという点ではそれらのファズと共通してはいますが、Germanium Fuzzのこのノブの調整可能域はかなり広く、リッチなサウンドのクリーン・ブーストからオーバー・ドライブ、そして倍音を豊かに含んだアグレッシブなファズまでカバーできるよう設計され、しっかりとチューニングされています。この「GAIN」ノブと前述の「IMPEDANCE」ノブの組み合わせにより、往年の名機のようなファズ・サウンドはもちろん、今まで聴いたこともないような新しい歪みまで、シンプルなコントロールながらも幅広い音作りが可能です。
仕様 | ■コントロール:GAIN, IMPEDANCE, VOLUME ■電源:DC9V センターマイナス(電池駆動非対応) ■消費電流:100mA ■接続端子:INPUT(フォン)、OUTPUT(フォン) ■バイパス方式:トゥルー・バイパス ■寸法:118 × 92 × 50 (mm) ■重量:0.7kg |
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