メーカー | Benson Amps |
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カテゴリ | ファズ |
発売時期 | 2023年7月 |
価格 | 46,200 円 (税込) |
STONK BOXは、同社の「GERMANIUM FUZZ」に続く、トーン・ベンダーMKIをベースにしたトランジスタ・ウォーマー付きのファズ・ペダルです。温度変化によってサウンドが変化しやすいゲルマニウム・トランジスタを適温に温め、外気に左右されない安定したトーンが楽しめます。
「クラシックなゲルマニウム・ファズのサウンドはそのままに、欠点を持ち込まない」というコンセプトをもとに設計されたファズで、60年代のトーン・ベンダーMKIをベースに回路のデザインが行われています。
オリジナルの「FILTER」と「VOLUME」のコントロールはそのままに「TONE」と「TRIM」の2ノブが追加され、サウンドの幅をより広げることに成功しているだけでなく、ヴィンテージのファズとワウを接続したときのようなインピーダンスのアンマッチも防ぎやすくなっています。
「TRIM」で増幅用ゲルマニウム・トランジスタに入力されるゲインをコントロールし、「FILTER」で最初のゲイン・ステージのゲインとバイアス・ポイントの2つのパラメーターを操作します。「TRIM」と「FILTER」は相互に作用し、組み合わせ方次第で様々なキャラクターのファズやディストーション・サウンドを生み出すことが可能です。
回路の最後段に設けられたローパス・フィルターをコントロールする「TONE」はティルトEQのように動作するよう念入りに設計されており、明るいアタックからみっちりとしたサウンドまで柔軟にコントロールしやすくなっています。
「VOLUME」についてもオリジナルと比較して大きく出力レベルが向上しており、アンプを思い切りブーストさせることも可能です。
またヴィンテージ系のファズ、特にゲルマニウム・ファズはトランジスタの選定が難しく、工業製品として安定したサウンドを提供することが非常に難しいことが知られていますが、本製品においてはBENSON AMPSの特許技術により、個体差の少ない安定したサウンドを得ることができます。
注目すべきは、トランジスタを温める「オートマチック・サーマル・バイアス・テクノロジー」です。ゲルマニウム・ファズを運用するにあたって一番難しいのは温度の管理です。トランジスタ自体の温度によって大きくサウンドが変化するため、レコーディングならともかく、ライブで安定したサウンドを得ることは非常に困難であり、ギタリストは筐体をカイロで温めたりと涙ぐましい努力を行う必要がありました。しかし本機にはプリセットされた動作ポイントまでトランジスタを温める回路が搭載されており、外気温に左右されず常に安定したサウンドを出力します。また正しいバイアスとhFEに設定された時点でLEDが緑に変わるなど、ステータスの確認が容易であるのも便利なポイントです。
仕様 | ■コントロール:TRIM, FILTER, TONE, VOLUME ■電源:DC9Vアダプター ■消費電流:> 100mA ■接続端子:INPUT, OUTPUT ■寸法:11.8 × 9.2 × 5 (cm) |
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