メーカー | Eventide |
---|---|
カテゴリ | ディレイ |
発売時期 | 2021年4月 |
価格 | 35,200 円 (税込) |
Eventide MicroPitch Delayは、Eventide社が生んだ名機「H910」、「H949」、「H3000」のエフェクトをコンパクト・ペダルに収めた、ギターだけでなくシンセサイザーや管楽器など様々な楽器に使用できるピッチシフト・ディレイ・ペダルです。
コンパクトな筐体に6×2系統の豊富なコントロール
Eventideが新たに開発したポジティブ・エンベロープ&ネガティブ・エンベロープ・モジュレーション・ソースを搭載しており、更に高品位なサウンドが楽しめるようになりました。
真っ赤な彩色が目を引く筐体には6つのツマミが装備されていますが、それぞれのツマミには2種類のパラメータが割り当てられており、筐体右上のボタンを押すことで切り替えが可能です。実質12個のツマミを有しており、コンパクトなサイズながらも音を細部までしっかり作り込むことができます。
「Mix」でドライ音とウェット音のバランスを調節します。「Pitch A」と「Pitch B」はそれぞれAチャンネル(左)とBチャンネル(右)のピッチを0~50セントの間で調節します。「Depth」においてはピッチ・モジュレーションの量を、「Rate/Sens」でスピードを設定します。「Pitch Mix」はPitch AとBのバランスを調節し、12時方向の位置では、モノラル出力の場合は50/50の割合でPitch AとBがミックスされ、ステレオ出力の場合はPitch AがL、Pitch BがRに出力されます。
音のキャラクターを決定する「Tone」は時計回りに回すと高域が、反時計回りに回すと低域がブーストされます。「Delay A」、「Delay B」ではそれぞれ「Pitch A」と「Pitch B」に付与されるディレイのタイムを設定します、「Time」モードにおいては0~3秒、「Tempo」モードでは0~6秒までの間で調節が可能です。「Mod」でモジュレーションのタイプを選択し、「Feedback」でフィードバック音の大きさを調節し、「Out Lvl」で出力のブースト/カットを行うことができます。
フット・スイッチは2つ有しており、左の「ACTIVE」でエフェクトのON/OFFまたはプリセットのロードを行い、右の「TAP」はタップ・テンポとして、もしくは長押しすることでプリセットを変更するためのスイッチとして使用します。
コントロール、プリセットの管理も申し分なし
EXP端子にはエクスプレッション・ペダルを接続し、一つ、もしくは複数の任意のパラメータを割り当てることも可能です。パラメータの動作の範囲や方向も設定できます。
本体のみで使用できるプリセットの数は5つまでですが、MIDIによる制御を用いると127種類まで保存が可能です。また、専用のソフト「Eventide Device Manager」を使用することで、自分好みのプリセットを作成することができます。
具体的な使用法
左右に出力される音のピッチやディレイに微妙に変化をつけることでステレオ効果が得られ、厚みの増した存在感のあるサウンドを作ることができます。DTMや本格的なレコーディングを行ったことのある人であれば、馴染みのある手法でしょう。また、コーラス的な効果を狙った運用方法も考えられます。エフェクトを強くかければ他の音としっかり差別化を図ったエッジのあるリード・サウンドを作ることもでき、更に極端なセッティングにすれば既存のギター・エフェクターでは出せないような異色のサウンドを作り出すことができるでしょう。
仕様 | ■コントロール:Mix(Tone), Pitch A(Delay A), Pitch B(Delay B), Depth(Mod), Rate/Sens(Feedback), Pitch Mix(Out Lvl), Button/LED, ACTIVE, TAP ■電源:9VDC センターマイナス ■消費電流:200mA ■接続端子:Input(TRS), Out 1(TS), Out 2(TS), EXP(TRS), Mini USB ■バイパス方式:バッファ、リレー、DSP + FX、キルドライ ■入力インピーダンス:700kΩ(モノラル)、990kΩ(ステレオ) ■最大入力:+8dBu(ギター)、+14dBu(ライン) ■出力インピーダンス:220Ω ■推奨負荷インピーダンス 10kΩ ■寸法:102 × 108 × 43 (mm) ■重量:480g |
---|
※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。
Old Blood Noise Endeavors Beam Splitter