メーカー | Subdecay |
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カテゴリ | ギターシンセ |
発売時期 | 2022年5月 |
価格 | 25,745 円 (税込) |
PixelWave Phase Distortion Synthesizerは、80年代中期にカシオが製造、販売していたPD音源シンセサイザー「CZ」シリーズにインスパイアされた、PD音源を使用したギター・シンセサイザー・ペダルです。
80年代、YAMAHAのFM音源デジタル・シンセサイザーに対抗してカシオが販売したCZシリーズは、その暖かな音色から高い評価を得ていました。CZシリーズにはPD音源(オシレーターの位相を歪ませることにより波形を合成する手法)が使用されており、本機はそのPD音源を使用したギター・シンセサイザーです。R、G、Bの3つのオシレーターに加え1つのサブ・オシレーターを装備しており、37の豊富なパラメータでそれらを操作し、多彩なサウンドメイクを行うことができます。
「EDIT MODE」スイッチで各コントロールの役割を「LOCK」、「ADJUST」、「MATRIX」の3モードの中から選択します。
「LOCK」に設定することでRGBノブのパラメータをロックし、不意にノブを動かしてしまってもパラメータが変更されないようにすることができます。この状態においては音量の調節と「SELECT」ノブでのプリセットの選択が可能です。
「ADJUST」モードでは「VOLUME」ノブによる音量調節は可能ですが、「SELECT」ノブは無効となります。また、上段3つのノブは左から「FLTR」、「SENS」、「CLN」ノブとして機能します。
「FLTR」ノブはローパス・フィルターのトーン・コントロールを行うノブです。
「SENS」ノブはエフェクトへの信号の入力レベルを調節し、サスティーンやエンベロープの開き具合を変化させます。
「CLN」ノブはクリーン・シグナルのレベルを調節します。
「MATRIX」モードではさらに詳細な編集が可能です。
他の2モードではON/OFFの役割を持つフット・スイッチですが、このモードに設定した上でフット・スイッチを押下するとソロ・オシレーターとなります。選択しているオシレーターはLEDの色で示され、また2秒間長押しすることでプリセットを保存することができます。
上段3つのノブは「R」、「G」、「B」ノブとして機能し、選択したオシレーターごとに違ったパラメータが割り当てられます。以下がこれらのノブに割り当てられるパラメータの名称とその詳細です。
Shape:オシレーターの波形を選択します。
Warp:波形をマニュアルで歪ませます(フェイズ・ディストーション)。
Envelope Depth:波形ワープのアタック・モジュレーションを調節する。12時の位置でモジュレーションはゼロ、時計回りに回すとフォワード・モジュレーション、反時計回りに回すとリバース・モジュレーションとなります。
Attack:左に回すと、エンベロープのアタックが遅くなります。
LFO1 Depth:LFO1によるワープ・モジュレーション・レベルを調節します。
Range:「R」ノブはすべてのオシレーターを上下に1オクターブずつオフセットします。「G」と「B」ノブは、半音単位で最大2オクターブまでオシレーターをオフセットします。
Port/Fine:「R」ノブは、すべてのオシレータのピッチの立ち上がり時間をコントロールします。「G」と「B」のノブは、それぞれのオシレーターを微調整します。
LFO2 Depth:LFO2によるオシレーターのピッチ・モジュレーションを調節します。
LFO1 Rate:ワープ・モジュレーションの速度を調節します。
LFO2 Rate:ピッチ・モジュレーションの速度を調節します。
LFO2 Fade:ピッチ・モジュレーションのフェード・インを調節します。右に回すとビブラート・ディレイがかかります。
Sub Oscillator:「R」ノブ=レベル、「G」ノブ=波形(Saw/Pulse/Hard Res/Sync)、「B」ノブ=波形のワープを調節。
仕様 | ■コントロール:FLTR/R, SENS/G, CLN/B, VOLUME, EDIT MODE, SELECT ■電源:センターマイナスDC9-18V ■消費電流:100mA以下 ■接続端子:INPUT, OUTPUT |
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Subdecay PixelWave Phase Distortion Synthesizer