メーカー | Fender |
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カテゴリ | ギタープロセッサー , マルチエフェクター |
発売時期 | 2023年10月 |
価格 | 220,000 円 (税込) |
Fender Tone Master Proは、独自の「Tone Master」モデリングによる高品位なモデリング・アンプ/FXを100種類以上搭載したギター・プロセッサーです。タッチ・スクリーンによる直感的なコントロール、豊富な入出力系統など、他社のプロセッサーに比肩しうるスペックを持った一台です。
近年Fenderはデジタル系アンプの製造に力を入れていますが、本機はまさにその集大成とも言える製品です。長年ギター・アンプを製造してきたFenderならではの高品位なモデリングは実機との区別がつかないほどで、搭載されているアンプ・モデルはFenderやFender傘下のEVHはもちろんのこと、VOXやMarshall、Roland、MESA BOOGIEなどを思わせるモデルも多数収録されています。またキャビネットやマイクのオプションも豊富に用意されているため、細やかなサウンドメイクまで本機一台で完結させられます。
ペダル類も豊富に搭載しており、スタンダードな歪みから飛び道具まで豊富なラインナップを取り揃え、アンプ・モデルと合計すると100種類以上のリグを備えています。さまざまなジャンルに対応するプリセットを多数搭載しているのも嬉しいポイントです。
また本機のようなギター・プロセッサーは実機を用いることなく簡単に大規模な仮想シグナル・チェーンを構築できるのが大きな魅力ですが、処理能力が足りず運用できない、ということもしばしば見受けられます。本機では8つのコア・プロセッサーの内蔵により高い処理能力を実現しており、アンプの複数使用や巨大なペダル・ボードもスムーズに運用できます。
7インチのフルカラー・ディスプレイはタッチ操作にも対応。左右のエンコーダーと組み合わせることで柔軟かつ直感的な操作が可能です。本体のみでも十分なコントロールが可能ですが、Mac/PC用の専用アプリケーション「Tone Master Pro Control」にアクセスすればプリセットの編集や保存はもちろんのこと、コミュニティ内での共有なども行うことができます。
10個のフット・スイッチはカラーLEDリングとディスプレイで割り当てられた機能やステータスも瞬時に把握できるため、暗いステージの上でも安心です。
入出力系統も非常に強力です。FXループは4系統搭載されており、お気に入りのペダルとの統合も簡単です。またマイク/ライン用のコンボ・ジャックも装備しているため、ボーカルやキーボードと組み合わせたパフォーマンスにも最適です。
AUX INやヘッドフォン・アウトなど、練習に便利な入出力ももちろん搭載しています。またオーディオはBluetooth経由での再生にも対応しているのもポイントです。
仕様 | ■コントロール:Navigation Control, Master Volume Control, 10 Footswitch/Encoders with LCD "Scribble Strips" ■接続端子:MIC/LINE, INSTRUMENT, LOOP 1&2(SEND, RETURN), LOOP 3&4 (LEFT, STEREO, RIGHT), OUTPUT 1(1/4&XLR)(LEFT, RIGHT), OUTPUT 2(LEFT, RIGHT), AUX IN, PHONES, EXP 1, EXP 2, TOE SWITCH, AMP CTRL, MIDI(IN, OUT/THRU), micro SD, USB ■電圧:100V JPN ■デジタル音声ビット深度:32ビット ■デジタル・オーディオ周波数特性:20 Hz - 20 kHz (+0.1/-0.7 dB) ■対応サンプル・レート:内部44.1 kHz(プロジェクト・シンク44.1/48/88.2/96 kHz) ■寸法:96.4(H) × 37.1(W) × 26.16(D) cm ■重量:4kg |
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Fender SHIELDS BLENDER LIMITED EDITION
Fractal Audio Systems FM3 MARK II TURBO
Fractal Audio Systems Axe-Fx III MARK II
No.18826:通りすがりのギタリスト 2014年2月19日
まず第一に伝えたい事は、本機が非常に深い音像と解像度の高い音質を持っているという点です。一般的なショートディレイよりもふくよかで、浮遊感の演出にはもってこい。
空間系多用のセッティングでも、薄くかかる本機特有のモジュレーションによりその存在感は希有です。
ただし、消音系ジャンルでの使用に関しては存在感が出過ぎてしまう事もあるので注意が必要。
逆に言えば、音像の残り具合、サスティーンの長さにおいては右に出るものはいないと言っても過言ではありません。減衰の仕方も自然です。
FUZZや同社販売のWetと併せて使えば、非常に深く幻想的で“わざとらしくない”発振も可能。
△(Feedback)を14~15時などやや深めにかけ、mixで12時~13時程に絞れば、明確な原音と深いFeedbackの両方を残しながらの音像も作れます。
本機は是非ステレオでの使用をお勧め致します。
OUT1にはJC120などのトランジスタアンプを、OUT2にはFender系真空管アンプを使ってのステレオ使用が秀逸です。
1系統からはトランジスタ特有のパリパリ感、ハイ抜けを意識したややトレブリーな設定に。2系統からはボトムの深さを重視し、ハイを切ってローミッドを押し出す設定を作ります。
1と2それぞれのキャラに対し、本機Ecelonは音像の各階層へ、不可分なく上質なピンポンの残像を与えてくれます。