BOSS ( ボス ) / IR-200 AMP&CABINET PROCESSORは、エフェクター・ボードに組み込みやすいペダル・サイズでありながら、マルチ・プロセッサー並の処理能力とサウンドの再現性を備えているキャビネット・シミュレーター／アンプ・シミュレーター。
ライブでPA卓に直接信号を送るのはもちろんのこと、スタジオやDAWでのレコーディング、自宅でのヘッドフォンを用いた練習など、場所や環境を選ぶことなく常に狙い通りの最高のサウンドでプレイすることができます。

最高のアンプサウンドを提供

ギター・プリアンプ8タイプ、ベース・プリアンプ3タイプをそれぞれ搭載しており、ギターはJC-120やFender Twin Reverb、Marshall 1959 Super Leadなどの定番機種のほか、BOSSオリジナルのモデリング・アンプも各種搭載されています。実機はなかなか手の出せないヴィンテージのチューブ・アンプをモデリングしたトーンはもちろんのこと、BOSS独自のMDP技術によってつくられたハイエンドなオリジナルのアンプなど、非常に豊富な種類のプリアンプを搭載しています。ハイゲインなセッティングを行った際も、内蔵のノイズ・サプレッサーを使用することでノイズを抑えることができます。

• NATURAL：アンプ固有のトレブリー感やブーミーな低音のクセを抑えた素直なクリーン・サウンド
• JC-120：Roland JC-120 モデリング
• TWIN COMBO：Fender Twin Reverb モデリング
• DIAMOND AMP：VOX AC30 モデリング
• TWEED COMBO：Fender Bassman 4×10″Combo モデリング
• X-HI GAIN：BOSS 独自技術 MDPによるハイゲイン・サウンド
• BRITISH STACK：Marshall 1959 モデリング
• BGR UB METAL：Bogner Uberschall のハイ・ゲイン・チャンネルをモデリング
• NATURAL BASS：ベース用の素直なクリーン・サウンド
• X-DRIVE BASS：BOSS 独自技術 MDPによるベース用ハイゲイン・サウンド
• CONCERT BASS：Ampeg の SVT をモデリング

また内蔵のキャビネットIR（インパルス・レスポンス）もバリエーション豊かで、前述のプリアンプと組み合わせることで最高のサウンドを楽しむことができます。また、アンプはバイパスさせることもできるため、IRのみを使用させることも可能です。BOSSオリジナルのキャビネットIRデータが144種類、ギター・スピーカー・ブランドとして著名なCelestion社の「Celestion Digital」のIRが10種類工場出荷時より搭載されているのに加え、外部のIRデータを128個まで追加で保存ができるほか、エディットしたサウンドは128個まで保存することが可能であるなど、音作りはまさに自由自在です。

BOSSのIRデータに含まれるキャビネットはこちら。

• 112 NATURAL
• 212 JC-120
• 212 TWIN
• 212 DIAMOND
• 410 TWEED
• 412 CLASS ST
• 412 BRIT STK
• 412 BGR UB
• B118 BAS REF
• B215 WIDE
• B410 TWEETER
• B810 A 81

Celestion社のIRデータに含まれるキャビネットはこちら。

• 112 CEL-CREM R121 DARK
• 112 CEL-RUBY MULTI
• 212 CEL-BLUE D421 BALANC
• 212 CEL-G12 R121 BALANC
• 412 CEL-V30 D57 FAT
• 412 CEL-G12T R121 BALANC
• 412 CEL-CRB D57 BRIGHT
• 412 CEL-GRB R121 BRIGHT
• 412 CEL-G12 D421+R121
• 412 CEL-V30 MULTI+ROOM L (Stereo Lch)
• 412 CEL-V30 MULTI+ROOM R (Stereo Rch)

キャビネットマイクには「SHURE SM57」、「SENNHEISER MD-421」、「AKG C451B」、「ROYER R-121」、「NEUMANN U 87」を用意。
「AMBIENCE」のエフェクトは「Room」、「Studio」、「Hall」の3タイプを搭載しています。

超高解像度でこだわりのサウンド・メイク

クラス最高峰の32bit AD/DA、32bit浮動小数点処理、および96kHzサンプリング・レート処理と、BOSSのフラッグシップ・エフェクトである「500」シリーズに匹敵するスペックも申し分ありません。カスタムDSPを2基搭載しており、IRの特性を余すことなくサウンドに反映させます。

「MEMORY」ノブでメモリー（プリセット）、「AMP」ノブでモデル・アンプ、「CABINET」ノブでキャビネットの切り替えをそれぞれ行います。
「GAIN」、「LEVEL」、「BASS」、「MIDDLE」、「TREBLE」ノブは実機のアンプのようにそれぞれ歪み量、音量、低音域、中音域、高音域の調節を行うノブです。また、「AMBIENCE」ノブでリバーブのコントロールを行うことができます。
この他にもノブを押下しながら回したり、長押ししたりといった操作を組み合わせることで様々なパラメータを操作することができます。またMIDIやエクスプレッション・ペダルによる制御にも対応しており、外部機器を使用してコントロールすることも可能です。

ステージ機材の中核として

ルーティングのバリエーションも多彩です。エフェクト・ループはキャビネット・シミュレートの前段、もしくはEQの後段に配置可能です。またイコライザーはメモリーEQとグローバルEQを2つずつ搭載しており、それぞれパラメトリック、もしくはグラフィック・タイプから選択することができます。IRについても1つのメモリーにつきステレオIR、もしくは2つのモノラルIRデータを使用可能で、思い通りのセッティングを組むことができます。

Mac/PCに対応したオーディオ・インターフェイスとしても使用できるため、本機で作り込んだサウンドをそのままDAWなどで直接使用することもできます。
Mac／Windowsではリアンプにも対応、レコーディングやライブストリーミングでも真価を発揮します。