メーカー | strymon |
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カテゴリ | ディレイ |
発売時期 | 2023年7月 |
価格 | 35,760 円 (税込) |
BRIGは、BBD素子を用いたアナログ・ディレイの回路特性を忠実に再現する「dBucket」テクノロジーを用いたディレイ・ペダルです。トーンやディレイ・タイムの異なる3つのボイスを搭載し、伝統的なスラップ・バックからサイケデリックなサウンドスケープまで、幅広く対応します。
入力段にはクラスA・ディスクリート・アナログJFET回路を採用し、レスポンスに優れたピュアな信号を保ちつつ超低ノイズのサウンドを実現しています。入出力の方式はモノラル、ステレオ、モノラル→ステレオの3パターンが用意されており、背面のスイッチで切り替えも簡単に行えます。またARM DSPチップを採用したことで、これまでの機種より消費電力は低く、なおかつ表現力の高い解像度に富んだサウンドを実現しています。
BBD素子やその周辺回路の特性を徹底的に再現した「dBucket」テクノロジーを用いており、小型な筐体でありつつも「3205」、「3005」、「multi」の合計3種類のアナログ・ディレイ・トーンを使い分けられる便利な一台です。音質についてもさすがはStrymonといった高い品質のもので、アナログの実機と聴き比べても全く遜色ないクオリティに仕上がっています。またこれら3つのボイスは音色やディレイ・タイムはもちろんのこと、フィードバックのキャラクターも異なります。
「3205」はアナログ・ディレイに搭載されていたBBD素子の中でも代表的なもので、オーソドックスなディレイ・サウンドから温かみのあるリピートやスラップバック・エコー、サイケデリックな飛び道具的トーンまで幅広く対応します。
「3005」はBBD素子「MN3005」が2つ搭載された回路を再現したもので、3205のディレイ・タイムが30m〜300m秒であるのに対し、こちらは100m〜1秒と比較的長くなっています。ソフトでウォームなロング・ディレイが特徴的なトーンです。
「multi」は2つのクロス・カップリングされたディレイ・ラインからなるステレオ・ディレイで、壮大なサウンドスケープの構築には最適なモードです。
特徴的なコントロールをいくつかピックアップしてみましょう。
「TIME」は演奏中に回すと実機のBBDディレイ同様のウネウネとしたピッチ・シフトが起こる仕様で、回路の高い再現性が伺えるコントロールです。
「FILTER」は選択したボイスごとに最適なEQフィルタリングの調節を行うことができます。単なるEQのみならずノイズやバケット・ロスもまとめて1ノブで調節できるコントロールで、ディレイのキャラクターを決めるにあたって重要なコントロールであるといえます。
「MOD」を右に回せばディレイ音にLFOモジュレーションを加えられます。
デジタル機ということもあり、やはりコントロールという面ではアナログとは比較にならないほど充実しています。
アナログ・ディレイでは技術的に不可能なタップ・テンポの搭載やMIDIでのコントロールなどの機能が搭載され、ほとんど全てのコントロールをリモートで制御したり、プリセットを300種類まで保存/呼び出しすることが可能となっています。また「TIME」ノブを回した際には実機のようなピッチ・シフトが発生しますが、タップ・テンポを用いてタイムを変更する際には発生しないなど、使いやすい仕様にまとめられています。
仕様 | ■コントロール:TIME, MIX, FILTER, REPEATS, MOD, VOICE(3005, 3205, MULTI) switch, mono/stereo switch ■電源:9VDC センターマイナス ■消費電流:250mA ■接続端子:IN, OUT, EXP/MIDI, USB ■入力インピーダンス:1 Meg Ohm ■出力インピーダンス:100 Ohm ■最大入力レベル:+10 dBu ■DSP、オーディオ 24bit/96kHz A/D & D/A S/N:116 dB typical ARM スーパー・スカラー・プロセッサー採用 32bit 浮遊演算方式 ■バイパス方式:トゥルー・バイパス(リレー・スイッチング) or バッファード・バイパス ■寸法:43(W) × 114(H) × 56(H) (mm)※突起部含む |
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