メーカー | TC Electronic |
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カテゴリ | ルーパー |
発売時期 | 2018年10月 |
価格 | 32,340 円 (税込) |
TC Electronic DITTO JAM X2 LOOPERは、既存のDITTO LOOPERシリーズにおいてプロのミュージシャン達からも高い評価を受けたさまざまな機能を継承しつつ、”Beatsense”技術をはじめとした、インスピレーションを刺激する直感的で多彩な機能を新たに盛り込んだループ・ペダルです。
2013年に発売されたシリーズの初号機である「DITTO LOOPER」といえば、手の平に乗る小さなサイズでありながらルーパーの基本的な機能を網羅した画期的なループ・ペダル。そのうえ24bit非圧縮の高音質を実現するなど、サイズに見合わない性能から現在でも高い評価を受けています。
TC Electronic Ditto Looper レビュー – エレキギター博士
左:DITTO LOOPER、右:DITTO X2 LOOPER
初号機の評価を受け2014年に発表された「DITTO X2 LOOPER」はアウトプットがステレオ仕様に変更され、USB端子によるデータのインポート/エクスポート機能が追加。フットスイッチの増設により操作性が向上。1/2倍速、リバース再生などの機能も新たに加えられました。2015年にはシリーズ三世代目となる「DITTO STEREO LOOPER」が登場。コンパクトな筐体にDITTO X2 LOOPERに搭載された新機能をほとんど受け継ぎ、そのサイズに見合わないパワフルな性能はシリーズの更なる評判を呼びました。
DITTO X4 LOOPER
その後2016年に登場した「DITTO X4 LOOPER」にはノブ、フットスイッチがそれぞれ4つずつ備え付けられ、MIDI端子やDIPスイッチも増設。既存機種の高品質なサウンドはそのままに、DITTO LOOPERシリーズのサウンドメイキングの幅を飛躍的に向上させました。
ポール・ギルバートやガスリー・ゴーヴァンなど、現代のギタリスト界を牽引する著名なアーティスト達に使用されていることからも、DITTO LOOPERシリーズの確固たる性能と信頼性が伺えます。今回発売されたDITTO JAM X2 LOOPERは、これまでのDITTO LOOPERシリーズに特徴的であった機能をそのままに、TC Electronicの開発した新技術が数多く盛り込まれた画期的なループ・ペダルです。
今回登場したDITTO JAM X2 LOOPERは、前機種である「DITTO X2 LOOPER」と同じく正方形に近い形の筐体を採用。ノブをボリュームノブのみに絞ることで、他のループ・ペダルのように煩雑な操作を必要としません。トゥルーバイパス/アナログスルードライ設計により、高音質な出力を可能としています。ステレオアウトプットも備え付けているため、ギター/ベース以外の楽器に使用することも可能でしょう。
また、USB接続によりPCとペダル間での音源のやりとりが可能です。録音した音源をPCに取り込むのはもちろんのこと、自作の音源をPCからインポートし、バッキングトラックとして再生することもできます。TC ElectronicがWEBサイト上で提供する「Star Jam」から、ポール・ギルバートをはじめとした著名ギタリストによるループトラックをインポート・再生することもできます。ギタリストには嬉しい仕様なのではないでしょうか。
この他にも、最大5分間のループタイム/無制限のオーバーダブといった、既存のDITTO LOOPERシリーズに搭載されていた機能をしっかりと踏襲しています。
これら既存の機能に加えて、DITTO JAM X2 LOOPERには独自技術である”Beatsense”が使用されています。Beatsenseは「録音したループがバッキングトラックを自動で追尾する」という業界初の画期的な機能で、これによってバンドがループのテンポを気にしながら演奏する必要はありません。内蔵されているマイクにより、自動でループのテンポをバンド・サウンドに合わせて追従します。また、付属のクリップ式マイクをリズム楽器に取り付けることで、より正確なリズムの検出が可能です。
数mm秒単位でタイムストレッチが精密に調整されるため、セッションやライブにおけるリズムの変化にも、フレキシブルに対応できるのではないでしょうか。もちろん、タップテンポによってBPMを調整することもできます。
2フットスイッチによりループのストップ/クリア、エフェクトのON/OFFも簡単に操作できます。またトグルスイッチにより、①録音→重ね録り→音の出力 ②録音→音の出力→重ね録りの2パターンを切り替えることが可能です。それらに加え、録音した音を一旦停止、再び戻すことのできるアンドゥー/リドゥー機能など、演奏者の創作意欲をかき立てるような機能がさまざま搭載されています。
一人での練習、作曲、バンドでのジャム、ライブ等、多種多様なシチュエーションに対応できる機能が詰まった非常に優秀なエフェクターです。豊富な機能を持ち合わせているペダルも、シンプルな操作性を持ったペダルも、それぞれ数え切れないほど存在します。しかしこのふたつを両立させたという点において、このDITTO JAM X2 LOOPERと肩を並べるループ・ペダルは現時点では見当たらないでしょう。
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