HeadRush GigboardHEADRUSH「PEDALBOARD」と同等のサウンドクオリティを継承したコンパクトなモデル

HeadRush Gigboard
メーカー
カテゴリ ギタープロセッサー , マルチエフェクター
発売時期 2018年10月22日
価格 69,800 (税込) ※1

QUAD-COREプロセッサー/ElevenのDSPソフトウェアを搭載したHEADRUSHのフロア型ギター・プロセッサー「PEDALBOARD」は、Line6のフロア型ギター・プロセッサー「Helix LT」、BOSSのギター・プロセッサー「GT-1000」の有力な対抗馬として存在感を示しています。そのHEADRUSHから、同社の「PEDALBOARD」との同等サウンドクオリティを継承したコンパクトモデルが、今回登場する「Gigboard」です。

現代のギタリストとスタジオミュージシャンのために作られたという「Gigboard」。フル機能のアンプモデル/キャビネットモデル/キャビネット用マイク/エフェクトを搭載、7インチ・タッチディスプレイを使ってアプリを操作するように音作りが可能です。自然なチューブ・ドライブを備えたヴィンテージ・アンプ系、モダン・ラウド系アンプなど特にアンプモデルのサウンドに定評があり、HEADRUSHの一つのアドバンテージとなっています。またコンパクトで耐久性の高い鉄製シャーシが採用され、過酷なツアーの環境にも耐えられるタフさも持ち合わせています。

「PEDALBOARD」との違い

HeadRush Gigboard:ディスプレイ

「PEDALBOARD」は12個のフットスイッチにフットペダルを搭載した大型モデルでしたが、「Gigboard」はペダルは排除されフットスイッチはわずかに4つのみとかなりコンパクトになっています。しかしPEDALBOARDの大きな特徴となっている「7インチ・タッチディスプレイ」はそのまま搭載。iPadのようにタッチ/スワイプ/ドラッグ&ドロップによる直感的な操作で音作りがおこなえます。タッチパネルの操作でほとんどをまかなえるため、ツマミは2つのみと非常にシンプルです。

「Gigboard」の性能を見てみましょう。
クアッドコアDSP、24bit/96KHzの高音質、IRファイルのロードに対応。サウンドは34種のアンプモデル/15種類のキャビネット/10種類のマイク/48種類のエフェクト/20分までのルーパーを搭載するなど、性能面ではほとんどの部分で「PEDALBOARD」と同等です。「PEDALBOARD」からペダルを排除し、フットスイッチの数を減らし、でも機能やサウンドは同等というのが「Gigboard」ということです。逆にアンプのチャンネル切替に対応するEXT AMP端子はGigboardのみ搭載している機能で、本機の大きなアドバンテージと言えるでしょう。

HeadRush Gigboard:リアパネル

入出力端子は「PEDALBOARD」と遜色ありません。「Gigboard」では以下の端子を装備しています。

  • INPUT
  • AUX IN
  • EXPR:エクスプレッションペダル端子
  • TOE:トースイッチ
  • OUTPUT:ステレオ出力対応
  • EXT AMP:ギターアンプのチャンネル切替
  • PHONES:ヘッドフォン
  • SEND/RETURN:エフェクトループ
  • MIDI:IN/OUT/THRU
  • USB:ファームウェアのアップデート、UBSオーディオインターフェイス機能

アンプのチャンネル切替、4ケーブルメソッド、MIDI制御と、必要な接続端子は全て搭載されているといった印象です。
1曲の中で頻繁にパッチを切替しない、ツアーには出かけないというステージギタリストにとって、本機は最適なギタープロセッサーとなるでしょう。
他社製プロセッサーに比べてリーズナブルな点も魅力的です。

製品レビュー

(投票数144人, 平均値:3.45)
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  1. No.79811:Jonez 2019年5月19日

    タッチパネルで操作できるUIは画期的で、編集のしかたも直感的で解りやすく非常に自由度も高い。
    音もおいしい音が気持ち良く鳴る。

    が、それ以前の問題として、中身の各種モデリング数が昨今出ている他社のマルチと比べて極端に少なく、ラインナップもトレンド無視の、PODのファーストモデルと同等かというくらいベタで古い。

    いくらDSPがハイパワーでも、こんなイジリ尽くされたサウンドが多少高品質になったところで「だから何?」という感じ。
    機器の価格を扱えるモデリング数で割ったら、競合機はおろかKemperやフラクタル等の最上級機を余裕で越えるというイカれたコストパフォーマンス。

    また、開発側にやる気がないのか「入っていて当然」の機能やエフェクトが入っていない。
    例えばワーミーペダルのモデリングは入っていても、ただのピッチシフターは入っていないので変則チューニングを再現しようと思ったら「ワーミーペダルを中途半端に止めている」設定をしないといけない。
    再現なのか知らないが、ピッチカーブは均一ではないし、音はキモい。

    多機能さにものを言わせていじり倒したら何なりとほしい音は出せるのだろうが、それはたぶん昨今出ている全てのデジタルマルチに言えること。

    UIは素晴らしいし、その他のハードや機能も高水準ですが、それで出来る事は10年以上前のレベルです。

    ちなみにですが、本家ウェブサイトではファームの2.0が何ヵ月も前に公開されていますが、日本サイトでは未だ公開されていなかったり、やる気あるんかと言う雰囲気がエグい。

    メーカーが腹をくくって中身の大改修をしない限りは、競合機の方を優先した方がいいと思われる。

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