いっそDIY?!自作エフェクターの世界〜入門編2019年5月19日

いっそDIY?!自作エフェクターの世界〜入門編

必要な部品を買いそろえ、自分でそれらをつなぎ合わせて作る「自作エフェクター」。うまく作ることができれば、製品になっているものと変わらないほどの操作感や音色を得ることも可能です。エフェクターは難しいデジタル制御のものでない限り、単純な部品の組み合わせで成り立っていることが多いものです。ネットで情報が手に入れやすくなってからというもの、個人が趣味で製作するための敷居が大きく下がり、中には趣味が高じた末にいちブランドとして独立し、人気を博したものまであります。

このページでは、自作エフェクターに必要なパーツや作り方の手順、実際に作っている時の様子など解説していきます。「自作エフェクター」の世界に少しだけ足を踏み入れてみましょう。

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1: 自作エフェクターのメリット/デメリットは? 2: 自作エフェクターに必要な工具/道具 3: エフェクターを自作するのに必要な材料 3.1: 基板 3.2: 抵抗(抵抗器、可変抵抗器) 3.3: コンデンサ(キャパシタ) 3.4: ダイオード 3.5: LED 3.6: トランジスタ、FET 3.7: オペアンプ(IC) 3.8: ICソケット 3.9: フットスイッチ 3.10: フォンジャック(モノラル、ステレオ) 3.11: ケース 4: 実際の作り方、手順 4.1: まずは配線の確認 4.2: ケースへの部品取り付け 4.3: 基板上に配線していく 4.4: 基板を収める~音出し確認

自作エフェクターのメリット/デメリットは?

自作エフェクターでは文字通り自由自在な製作ができるのが最大のメリットです。外部のラッピング塗装やデザインから全てオリジナルで、また音質もある程度自分で調整ができます。自作したものが音色の一部として駆動していることの満足感は他では得られないもので、愛着もひときわ湧いてくるでしょう。費用が部品代だけで済むため、総予算が安価に収まることが多いのも確かです。

一方で、レイアウトや配線図を集め、部品を探し、そして組み立てるという膨大な作業が必要で、そこを楽しめる人でなければ自作は難しいと言わざるを得ません。値段の部分だけを見てメリットとは一概に言いにくいので、出音にしか興味がないギタリストであれば、買った方が早いのは明白です。
さらに初心者であれば、組み立てた末に音が出ない、あるいはまともに動作しないということが非常に多く、その際の精神的ダメージや原因探しの手間に耐えきれず、結局そのまま放り投げて挫折ということも往々にして起こります。数千円の部品がゴミ同様と化してしまうリスクを考えると、費用の部分だけを考えて自作に走るのも考えものです。

自作エフェクターに必要な工具/道具

まずは自作エフェクターに必要な道具を見ていきましょう。部品と部品を繋ぐためにハンダを使用するため、どのような簡単なものであっても「半田ごて」が使えることが大前提です。

ハンダごて

ハンダごて

熱でハンダを溶かして部品を接着するために必須のもの。ハンダごてとそれを置いておくこて台をセットで導入するのがおすすめで、こて台にはこて先をきれいにするためのスポンジや金属たわしなどが置けるようになっているものが一般的です。エフェクターのみならず、シールドの製作や、ギター内部の配線にも必要なので、エレキギターを専門に演奏するのであれば、とりあえず常備しておくと色々使えます。ワット数が大きいものほどパワーが強くなりますが、ギターの部品用であれば20~30Wぐらいのものが使いやすいでしょう。

ハンダ、ハンダ吸い取り線

ハンダ吸い取り線

ギター用の部品は細かいものが多いので、細めのものを選んでおくのが良いでしょう。ハンダによって音が変わるともよく言われますが、ギター用としてはオーディオ用途でよく使われるKester 44という製品が定番となっています。
ハンダ吸い取り線は既に付いているハンダを取り去るためのもの。線をハンダに当てて、その上からこてを当てると、吸い取り線がハンダを吸い取って除去してくれます。いずれも消耗品でよく使うので、それなりの量を確保しておくとよいでしょう。

ニッパー

ニッパー

リード線などを切る道具。100均のものでも用は足せますが、やはり良いものを導入しておくと後々まで使いやすいです。エレキギター用途としては先の細いものを一つ揃えておくと便利です。弦交換の後に弦を切る用途にも。

ドリル、センターポンチ

ドリル

センターポンチ

外のケースに穴を空けるためのもの。ハンドドリルでも電動でも可。電動ドリルはホビー用の安いものでも、丁寧に空ければそれなりの出来に仕上がってくれます。刃は金属用を選びましょう。

正確に空けるためにはセンターポンチであらかじめ中心にくぼみを作っておく必要があります。これがないとドリルの刃が滑ってしまい、狙ったとこに当てられないため、地味ですが大事な作業となります。

リーマー

リーマー

空いている穴を拡張するためのもの。DCジャックやフットスイッチなどは径が大きいため、一度ドリルで近い大きさまで空け、これで拡張することになります。反時計回りに回すと刃こぼれが起き、破損してしまうので注意。

レンチ(モンキーレンチ)

レンチ

モンキーレンチ

ナットを締めるために使用。ナットが付いている部品はフットスイッチ、可変抵抗器(ポット)、ジャックなどに限られ、各部品にあったものを一つずつ揃えるのが確実。ただ、径を変えられるモンキーレンチというものを使う手もあります。通常のレンチに比べるとやや使いにくいですが、一つで様々な大きさのナットを締められるので便利。ただし、部品同士が接近している場合は使えないことも。

あると便利な工具、道具

ヘルピングハンズ

ヘルピングハンズ

基板をクリップで固定してくれる道具。地味ながらもこれがあると基板上の作業が格段にはかどります。見た目以上の値段に躊躇しがちですが、エフェクターを作る上ではこの中で最も役に立つ道具と言っても過言ではありません。

グルーガン

樹脂を熱で溶かして射出する道具。主にLEDなど細かい部品をケースに固定するために使います。絶縁素材としても優秀ながら、値段も安いので、一つ揃えておくといいでしょう。

熱収縮チューブ

熱収縮チューブ

熱を与えると収縮するチューブで、むき出しの線を絶縁したりするときに利用します。無くてもビニールテープなどで代用できますが、こちらの方が信頼性があります。高いものではないので、部材と一緒に購入してしまうと良いでしょう。

ヒートクリップ

ヒートクリップ

ハンダごての熱を逃がすためのもの。オペアンプやトランジスタなど、熱に弱い部品を接着する際に挟んでおくと、クリップが熱を受け止めて部品本体まで行かないようになっています。ソケットを使用しない場合、必須とも言える道具。

ワイヤーストリッパー

ワイヤーストリッパー

皮膜を剥く専用の道具。ニッパーやはさみで代用できる上、値段もそこそこ高いので、「役に立つのは知っているがこの値段を出してまで…」となりがちな存在です。エフェクター製作以外にも、エレキギターの整備全般に広く使え、時間的なロスを減らせるだけでなく、なかなか剥けずにイライラすることもなくなります。エフェクター製作においては数多くの線材が必要なため、これがあるとないとでは時間的にもかなり差が出てくるでしょう。

エフェクターを自作するのに必要な材料

エフェクター自作キット BYOC Li’l Yellow OD エフェクター 自作キット/オーバードライブ

続いてエフェクターを自作するのに必要なパーツを見ていきましょう。基本的には部品をケースに取り付け、それらを線で繋ぐという、エレキギターの配線に近い方法で製作します。

材料はどこで売っているの?

東京なら秋葉原、大阪なら日本橋の電気街で、部品屋を回って購入するのが一般的ですが、都市部に住んでいる人でなければ難しいでしょう。現在ではネット上で一点から販売している店も多くあるので、そちらで購入するのがおすすめです。エフェクター用の部品のニーズは昨今爆発的に増加し、店側からも無視できないようになってきつつあるようで、エフェクター専門のコーナーを設けているサイトや、エフェクター部品を専門に取り扱うサイトもあります。

実際の店舗で買うと抵抗値やダイオードの種類など、小さい部品を凝視しながら自分で選ばねばならない上、まとめて一つの袋に入れられるので、家に帰ってもう一回確認しなければなりません。ネット上の店舗であれば、発送の段階でわかりやすく個別にまとめてくれるため、あとで見て一目瞭然という、初心者には非常に嬉しいメリットもあります。

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基板

基板

ABボックスやファズのような部品数の少ないものであれば、部品同士をそのまま線材で繋ぐことでも、十分作ることができます。しかし少し複雑なものになっていくと部品が多くなりすぎてショートの危険もあるため、ユニバーサル基板を利用することになります。複雑なものであれば、プリント基板を利用すると非常に簡単に作ることができますが、初心者にはかなり敷居が高く、安易に導入できる方法ではありません。

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抵抗(抵抗器、可変抵抗器)

抵抗器

少しくびれた楕円形のような形をしたものが通常の抵抗器。電気を流れにくくする性質があり、流れにくさをΩ(オーム)という単位で表します。中央部の色分けされた線はカラーコードと呼ばれるもので、抵抗の値を表します。

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可変抵抗器

可変抵抗器は中央部のノブを回して抵抗値を変えることのできる抵抗器。いわゆるポットで、エレキギターのボリューム、トーンポットやアンプのつまみなど、目にする機会が最も多い部品でしょう。エフェクターにおいてもボリュームやゲイン、トーンなどの調整に使います。抵抗値の他に、回したときの変化の曲線を表すカーブというのが3種類設定されており、ギターでは通常Aカーブ、あるいはBカーブを使うことがほとんどです。Cカーブは特殊ですが、左利き用ギターなどで目にすることがあります。

可変抵抗器:本体裏
抵抗値とカーブはこのように本体に明記してあります。

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コンデンサ(キャパシタ)

コンデンサ

コンデンサは電気をため込む性質、直流を通さずに交流だけを通すという性質を持つ部品です。蓄えられる容量をF(ファラド)という単位で表し、0.01μF(マイクロファラド)というような言い方をします。

容量が小さいほど高い周波数だけを通し、大きいほど低い周波数も通すという特性があるため、ギターのトーンコントロールに増設して、ハイ落ちを防ぐといった用途にも使われます。種類がいくつかありますが、エフェクター用としてはフィルムコンデンサ、セラミックコンデンサなどが主流です。

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ダイオード

ダイオード

ダイオードは電気を一定方向にだけ通す部品で、さらに一定以上の電圧にならなければ電流自体を通さないという性質があります。単純に逆流を防ぐための安全弁として設けられることもありますが、エフェクターでは一定以上の電圧が掛かる部分を丸々グランドに落として、強制的にクリップした波形を作り出すという、一般的に見て特殊な使われ方をすることが多くあります。そのため、ファズを始めとする歪みエフェクターとは切っても切れない存在となっており、音の質感や歪み量もこのダイオードの種類によって大きく変わります。

ダイオード:極性 マイナス側に印が付いていますので、極性の確認はそれを参考に。

極性があり、プラス側をアノード、マイナス側をカソードと言いますが、カソード側に印が付いており、判別できるようになっています。

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LED

LED

LED(発光ダイオード)もダイオードの一種。特性など全て通常のダイオードと同じですが、電気を通している間に光り輝くため、エフェクターではスイッチングに伴うオンオフの印として利用します。使用の際には抵抗を繋いでおかないと壊れてしまうため、抵抗とセットでの配線が必須です。

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トランジスタ、FET

トランジスタ

音を増幅するための素子。FETもトランジスタの一種で、いずれも音を増幅する働きがあります。「トランジスタアンプ」のトランジスタとはこれのことを指しており、かつて真空管を使っていた部分にこれを使うことで、より簡単に音を増幅することができるようになったことはご存じの方も多いでしょう。ブースターなどの音の増幅をメインとするような機器では主役となるものです。上から見ると、半円形の独特な形をしており、足が3本生えています。熱に弱いため、ハンダ付けには細心の注意が必要。ソケットを使うのもいいでしょう。

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オペアンプ(IC)

オペアンプ

内部に様々な部品が組み込まれたIC(集積回路)の中でも、ギターエフェクターに最も使用される部品がこのオペアンプです。一見すると虫のように見える外観ですが、アンプという名が付く通り、優れた増幅機能を持ち、出力を持ち上げるため、歪み系エフェクターの必須部品となっています。エフェクターに使われるものは「NJM4558」というものがほとんどで、中でもかつて生産されていた、表面にツヤのあるデザインのものは希少価値を持ち、高値で取引されます。熱に弱いので、ソケットを使用するのが定石。

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ICソケット

ソケット

ICソケットは、トランジスタやオペアンプを入れるための穴が付いている部品です。熱による損傷を危惧することなくハンダ付けができる他に、後で部品を入れ替えて、音の変化を楽しむこともできます。特に熱に弱いトランジスタなどには使用を推奨します。

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フットスイッチ

フットスイッチ

足で踏みつけてオンオフを切り替えるスイッチは、自作エフェクターにおいては一般的に3回路2接点の「3PDT」と呼ばれるものが主流です。足で頻繁に踏むので強度が必要で、エフェクター専用のものを購入しておくのが良いでしょう。

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フォンジャック(モノラル、ステレオ)

ジャック
左がモノラル、右がステレオ。

ジャックはインとアウトだけであれば2つ、ABボックスのような構成のものであれば、アウトプットの数に合わせた個数を用意しておきます。シールドを挿したときのみ電源を入れるという構造のためには、インプット側をステレオジャックにします。ジャック類は意外に奥行きがありかさばるので、レイアウトの際は気を付けましょう。

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ケース

アルミダイキャストケース

外装となるケースはアルミダイキャスト製のものがエフェクター用として販売されていますので、それを使っておくのが無難でしょう。市販品には木やアクリルのものなどもありますが、アースが取れないので自作にはおすすめできません。始めはレイアウトに余裕を持たせるため、大きめのものが望ましいです。

ケースについては、TAKACHI(タカチ)の「TDシリーズ」とHAMMOND社の「1590」と呼ばれるシリーズが二大巨頭でしょう。タカチ製のものはやや丸みを帯びており、HAMMONDのものはそれに比べると角張った外観をしています。HAMMONDの方がやや値段が高いですが、どちらもアルミダイキャスト製であり、強度的にも大差はなく、最終的には好みで選ぶことになります。HAMMONDの製品については塗装済みのケースが売られていることも多く、やや値段は張るものの、非常に難易度の高い塗装作業をしなくて済むのは大きな利点です。

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その他

その他に、DCジャックや電池スナップ、線材、ポットに付けるつまみ、必要な場合は基板が必要です。電池駆動を想定しない場合は電池スナップは要りません。

実際の作り方、手順

では実際にどうやってエフェクターを作っていくのか、自作した「4ツマミのオーバードライブ・ペダル」を例に、ざっくりとした流れを見ていきましょう。

最初の自作に適したエフェクターは?

今回はオーバードライブ・ペダルを例にしていますが、エフェクター製作の初歩としておすすめなのはやはり「ABボックス」です。音色を変えるものではないため、厳密にエフェクターとさえ呼べないものですが、動作の原理を覚え実際の製作の過程を体感することで、後のエフェクター製作の基本部分を固めることができます。そして二つ目は使用部品が少なく、かつ実践的に使用できるという点で、ブースターかファズを推奨します。

まずは配線の確認

作る前に回路図やレイアウトを見つつ、実際の配線を整理、確認します。それが確認出来たら、まず外部に露出するパーツをケースの上に並べて、暫定的にレイアウトを決めていきます。基板を入れる場合、確実に入るスペースがあることを確認しておきましょう。配線を全て終わらせた後、基板が入らないという悲劇は避けたいものです。

ケースへの部品取り付け

ある程度決まったら、定規で線を引き、鉛筆でケース上に中心点を書いていきます。各パーツの径は主に以下のようになっていますので、これだけの直径を確保しつつレイアウトを決めていくと良いでしょう。

  • LED – 2mm~3mm
  • ジャック – 10mm
  • 可変抵抗 – 7.5mm
  • フットスイッチ – 12mm
  • DCジャック – 10mm~12mm

レイアウトが決まったら、中心点にセンターポンチを打ち、そこに丁寧にドリルを当てて穴を開けていきます。非常に気を遣う作業ですが、まずは2mm程度の小さな穴を開け、その後に大きな穴を改めて開け直すと間違いないでしょう。10mmを越えるようなものは、リーマーを使って拡張します。

ケースに穴開け 穴開けが終わった状態。

パーツを固定

穴開けが終わったら、パーツを固定していきます。この時点でケースに固定するものは、ジャック系、LED、フットスイッチ、ポットなどがありますが、基板以外の全てと捉えておくとよいでしょう。

LED周りやアウトプットジャックの部分などは、基板とは無関係に配線できるので、この時点で配線を済ませておくのが良いでしょう。ABボックスなどは入出力周りの配線しかないので、ここで完成させられます。

ちなみに、ケースにシールやフィルムを貼ったり、塗装に挑戦する場合は、部品を取り付ける前、穴開けが終わった時点で取りかかります。塗装は非常にハードルが高いので、初めて取り組むような方は、シールを貼り付けるぐらいから始めることをおすすめします。

基板上に配線していく

抵抗、コンデンサ、ダイオードなど、音を変化させる部品を実際に並べてハンダで配線する基板部分は、エフェクターの内臓部分の組み立てとなり、全体作業のメインです。実際の配線レイアウトを印刷か手書きで紙に起こしておき、それを見ながら丁寧に部品同士をハンダ付けしてきましょう。初心者が基板上に部品を配置する場合、どの部品がどの大きさで、どのようなできあがりになるのかがイメージしにくいため、一度部品の足を穴に入れながら並べたりして、感覚を掴んでおくのもいいと思います。


このように部品の足を折って、基板に収めていきます。基板の裏側をハンダ付けしていきます。

基板上に部品を設置して、足を折り曲げてハンダ付けしていきますが、集中力と慣れが要求される作業なので、丁寧にすすめていきましょう。熱に弱いトランジスタやオペアンプには、ソケットの利用が望ましいです。

配線
基板上に部品を配線し終えた状態。裏側は段ボールを貼り付けて絶縁しています。

ちなみに、部品数が少ない場合は基板を使わなくても、空中に浮かせて配線、あるいはラグ板の使用などで十分対処できます。

基板を収める~音出し確認

最後に基板を収めて作業終了です。電池を使えるようにする場合、電池の入るスペースが確保出来ていることを確認します。

基板を収めた様子
内部に全て収めた状態。今回はACアダプター専用機として、電池を入れるスペースは作っていません。

自作エフェクター完成 これで完成。外装は何もデザインしていないので、のっぺりしています。

もし音が出なければもう一度しらみつぶしに確認します。ハンダ付けがいい加減になっていたりするケースがもっとも多く、エフェクター製作の中でも一番根気の要る作業です。無事に音が出たらつまみを取り付けて完成です。


昨今、非常に多くのギタリストが取り組んでいるエフェクターの自作。難しくないものであれば、根気強く取り組むことで誰もが作ることができます。困難は多いものの、できあがりを想像しながらする作業は楽しいもので、踏み入れるとロマンのある世界です。興味のある方は、まず最初に一台作ってみてはいかがでしょうか。自分のエフェクターで出す音には、別格の存在感を感じることができますよ。

最終更新日 : 2019/05/19