マーシャル系歪みエフェクター特集2016年8月16日

マーシャル系歪みエフェクター特集

ダンブル系、フェンダー系、トランスペアレント系……、○○系ドライブペダルという括りでは昨今様々な種類のものが登場していますが、そんな中、今回はマーシャル系を特集。ブリティッシュアンプの雄、マーシャルは、ロックサウンドからは切っても切り離せない存在であるがゆえに、それをシミュレートしたペダルも百花繚乱の体をなしています。ここでは本家マーシャルのペダルを筆頭に、様々なブランドの銘エフェクターを並べてみました。

本家マーシャルのペダル

古くはマーシャル・ガバナー

マーシャルはロックギター界のアンプの歴史を作り上げてきたアンプメーカーですが、その歴史の中ではエフェクターもいくつかリリースしています。そんなマーシャル製ペダルと聞いて真っ先に思い浮かぶのは、大抵の人はこれでしょう。Guv’nor(親父、おかしら)と銘打たれたこの品は、黒ずんだ大きめの筐体に目立つ”Marshall”のロゴが書いてあり、楽器店などで中古を見たことがある方も多いと思います。

音色はブリティッシュアンプらしいウェット感を残しながら、JCM800系のジャキジャキした粗い歪みを実現したもの。さらに3バンドEQの音作り幅は劇的な広さを持ち、アンプをもう一台増やしたと言えるほどの存在感を示します。80年代に発売されてのち、モデルチェンジを経て今なお人気を保ち続けているのも、うなずける完成度の高さを実現していました。

この黒い初代ガバナーには初期型の英国(イングランド)製と、リイシュー型の韓国製とがあります。一見すると同じ外見ではありますが、裏面に貼ってある銀色のシールの説明文を読むほか、電池蓋のネジの種類(マイナスが英国、プラスが韓国)で判別できます。

英国製の方が音が太い、韓国製がよく歪む等、違いについて色々と説はありますが、公式にはその差は語られていません。
Marshall The Guv’nor

Guv’nor Plus

オリジナルのGov’norが販売終了したあとに、その後を引き継ぐ形で登場したのが、このGov’nor Plus。つまみに2段のものを搭載することでよりコンパクトな筐体になった上、原版にはなかった、DEEPというJCM2000譲りのコントロールが増えました。DEEPは広めの中低域をコントロールするつまみで、より柔軟なセッティングが可能に。プラスと冠している意味はこの辺りにあるのでしょう。


Guv’nor Plus

Bluesbreaker II

エリック・クラプトンが在籍したジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズの使用により、「Blues Breaker」のあだ名で呼ばれた銘アンプ「1962」、そのサウンドを意識して再現を試みたのがこのペダルです。初代ガバナーと同じ筐体で発売されたIを引き継ぐ形で、IIが登場しました。ボリューム、トーン、ドライブの主要コントロールに加えて、BOOST、BLUESの二種を選択するモードセレクトを搭載。BOOSTはその名の通り、よりゲインをアップさせ、パンチを効かせた音を出し、BLUESはオリジナルの1962や1959に迫った、図太く粘っこいヴィンテージトーンを創出します。


Bluesbreaker II

Jackhammer JH-1

本家マーシャルが送る、史上最大のハイゲインペダル。ひときわ粗い歪みが特徴で、ゲイン、ボリューム、トレブル、ベースに加え、ContourとFrequencyを付けることで、中域をより綿密に調整できるように。モードをオーバードライブ、ディストーションの二つから選べるので、ブルース系の軽く歪んだクランチ系の音からドンシャリのメタル系ハードディストーションまでを一台でカバーできます。Gov’nor、BluesbreakerがそれぞれJCM800、1962を意識したものとするならば、JH-1はJCM2000に一番近いモデルと言えます。


Jackhammer JH-1

マーシャルアンプの歴史とサウンドの変遷

マーシャルアンプはその発売された時期や時代背景により少しずつ違うサウンドになっており、一言にマーシャル系エフェクターと言っても、そのどこに狙いを付けるかでサウンドの傾向が変わってきます。その違いを明確に知るには、一度マーシャルの歴史的なサウンドの変遷に目を向けておくのが良いでしょう。

JTM45からプレキシ1959

元々マーシャルアンプは、1960年代初頭に楽器店を経営していたジム・マーシャルと、そこで楽器の修理に携わっていたケン・ブランが、フェンダーの「Bassman」を参考にして作り上げた独自のモデル「JTM45」というアンプに端を発しています。1965年、The Whoのピート・タウンゼンドから巨大な会場でも十分に音量が得られる、大音量モデルの制作依頼を受けた彼らは、そのJTM45をベースとして大音量の100Wモデルを開発しました。これが後に「1959 Super Lead 100」と名付けられ、歴史に名を残すモデルになるのです。

「1959 Super Lead 100」は1966年頃から製作を開始しますが、特に67年頃までの最初期のモデルは、基板がハンドワイアードによるポイントトゥポイント配線で、パネルの材質がアクリル(Plexiglass)で出来ていたため、プレキシモデルと言われます。現在ではオリジナルは伝説的なモデルとして、凄まじいプレミア値が付く稀少品。エディ・ヴァン・ヘイレンがこのモデルに改造を施して創出した劇的なハイゲインサウンドは「ブラウンサウンド」と言われ、プレキシ人気にさらに拍車を掛けた一因ともなりました。現在、一般的にエフェクターやモデリングアンプなどで「プレキシ」といった場合、この頃のモデルの「1959」を指しています。

JCM800とJCM2000

1981年、マーシャル社はアメリカ進出を視野に入れ、JCM800 [モデル名:2203(100w)・2204(50w)]を発表。このモデルは、これまでに発売されていた1959や1967等に比べるとゲインが上がっており、80年代から全盛期を迎えるハードロックのギターサウンドの一翼を担うことで、現在のマーシャルサウンドのイメージを決定づける製品となりました。その後、2チャンネル仕様でさらにゲインアップを図ったJCM900が90年代に先駆けて発表されます。

その後、JCM2000が2000年直前に発表されました。2チャンネル仕様、3チャンネル仕様の2種類があり、現代のニーズに応えたハイゲイン、クリーン、クランチを使い分けられる3チャンネルのものは、昨今全国のスタジオでも定番となっています。

Marshall JCM2000 の使い方・音作りの方法 – エレキギター博士

他ブランドのマーシャル系ペダル

上で見てきたとおり、マーシャルと一口に言ってもそのサウンドは多様。同じく市場に出回るマーシャル系エフェクターも多様性に富んでいます。ヴィンテージプレキシや、エディがそれを元に作り出したブラウンサウンド、JCM800やJCM2000など、それぞれどこに狙いを付けた製品なのかを表記した上で、様々なブランドのエフェクターを見ていきましょう。

BOSS Power Stack ST-2

コンパクトエフェクターの雄、BOSSが送るマーシャル系エフェクター。名前の通り、ヴィンテージのスタックアンプを意識した作りになっています。公式に明記されてはいませんが、明らかにマーシャル系のジャキッとした音色です。コントロールにはトレブルとベースだけで、ミドルがありませんが、歪ませれば歪ませるほどドンシャリに近い感じの音になっていくのも一つの特徴。ゲイン幅は一口にヴィンテージとも言えない広さを持ち、ハムバッカーであればメタルが可能なほどです。


BOSS Power Stack ST-2

Xotic SL Drive

Xoticのこのエフェクターはオリジナルの「1959 Super Lead 100」に狙いを定めて作られたもので、SL DriveのSLはその名前に由来します。オリジナルの1959が意外にそうであるように、ゲイン幅も必要十分な広さをもっており、良い意味でXoticらしからぬ荒々しいサウンドが得られ、クランチからディストーションまで、どのようにセッティングしても気持ちの良い歪みを生み出してくれます。小さい筐体に工夫して搭載されたコントロールは3つと少ないですが、背面カバーを開けたところに見えるミニスイッチでサウンドの微調整を可能にし、サウンドバリエーションの広さを補っています。エフェクターボードに敷き詰めるスタイルのギタリストには、この小ささでこのサウンドは唯一無二の存在。非常に魅力的でしょう。


Xotic SL Drive

ZVEX BOX OF ROCK

マーシャルアンプ初号機「JTM45」のサウンドを目指して作られたペダル。オリジナルのJTM45は未だハイゲインが必要とされず、そもそもそんなに歪むアンプがなかった時代のもの。そこを狙って作られたこのペダルも、当然ゲイン幅は狭いです。しかし、その粘っこいアンプっぽさは、弾いていて気持ちの良い素晴らしいサウンドで、オールドスクールなブルースロックやコードのかき鳴らしには最適な極上のクランチトーンを提供してくれます。内蔵のブースターは、同社の銘機「Super Hard On」と同じ回路。そう聞くと、ますますこれ一つでも手に入れる価値のあるペダルです。


ZVEX BOX OF ROCK

Blackstar 「HT-DUAL」「HT-DISTX」

Blackstar HT-DUAL HT-DUAL

Blackstarの真空管内蔵モデル。HT-DUALは、クリーン/ドライブまたはクランチ/ドライブの2通りが使える2チャンネルディストーション。真空管が内蔵されている点が最大の特徴で、これによる粘っこくもスムーズなサウンドには捨てがたい魅力が存在します。特定のモデルを意識した製品ではないようですが、ISFという独自のコントロールがあり、これを回すことでアメリカ系のカラッとした歪みから、ブリティッシュ系のウェットな歪みまでを自在に操れます。もちろん、その間を取ることも可能。クランチ・チャンネルでゲインを上げて、ブリティッシュ系に寄せるとまさしくオールドマーシャルに近いサウンドが得られます。


Blackstar HT-DUAL

Blackstar HT-DISTX HT-DISTX

HT-DISTXは上のHT-DUALに比べると、ハイゲインに特化したモデル。単一チャンネルになっている代わりに、かなりの幅の歪み幅をもち、クラシックなブルース系トーンから、ウルトラハイゲインまでを創出します。HT-DUALと同じくISFコントロールを搭載。

この2つのモデルは筐体が非常に大きく重い上、アダプターも専用で、運搬性が低いのが最大の欠点。その辺りで購入に踏み切れないギタリストは多いと思いますが、真空管内蔵ならではの一線を画するジューシーな音色は、一度は試してみたい魅力的なサウンドです。
Blackstar HT-DISTX

Pedal Tank Plexi Drive

タイ発のエフェクターブランドPedal Tankより発売されている、マーシャル系ドライブペダル。コントロールはレベル、トーン、ゲインの3種とシンプルなものです。名前の通りプレキシを意識して作られており、ゲインを真ん中よりも下げた場合、そのドライブトーンはかなりヴィンテージプレキシをイメージしたものに近づきます。しかし、ゲインを上げていくほどにサウンドの幅はヴィンテージプレキシどころではなく、かなりのハイゲインまでカバーすることがわかります。その歪み幅はJCM2000にも通じるもので、サウンドの広さはこの中でもトップクラスです。


Pedal Tank Plexi Drive

CARL MARTIN 「Plexi Tone / Plexi TOne Single Channel」

Plexi Tone

Hot Drive’n’Boostで有名な、北欧デンマーク発Carl Martinのプレキシ・トリビュートモデル。ハイゲイン/クランチの2チャンネル仕様に、さらにブーストスイッチを搭載し、音作りの幅広さを持った一品です。多数あるマーシャル系ドライブの中でも、中域が削がれない太いサウンドが持ち味で、クランチチャンネルは1959直系のプレキシ系サウンド、ハイゲインチャンネルではJCM800っぽいサウンドを得られるので、二台を使うような贅沢さが味わえます。ブーストもおまけ的扱いではなく単体使用可能で、アンプの音を直接プッシュできる使い勝手の良い仕様。ゲイン幅も十分で、非常に実践的なモデルですが、9V駆動が出来ず電源コードが本体から直接出ているところは、取り回しの悪さを感じてしまう唯一の弱点。


CARL MARTIN PLEXI TONE

Plexi TOne Single Channel

Single ChannelはPlexiToneからHigh Gainチャンネルを抜き出したもので、コントロールはレベル、トーン、ドライブの3つと大幅に縮小化。それに伴い筐体もMXRサイズに収まり、本家には出来ない9Vアダプター駆動も可能。ボード設置の際にサイズが気になったり、歪みの多チャンネルが必要ないという場合、こちらも選択の候補として挙がりそうです。


CARL MARTIN Plexi Tone SINGLE CHANNEL

Lovepedal Kalamazoo

Kalamazoo GOLD

KronのCentaurとよく比較されるLovepedalのブリティッシュ系ドライブペダル。コントロールはレベル、ドライブのメインに、サブのような形でTONEとGLASSというものがついています。TONEは一般的なものとは逆の動きになっており、右に回すとカットとして働くのが特徴。GLASSコントロールはこのモデル最大のポイントで、高域の倍音成分を増やしていくという働きをします。ゲイン幅は狭く、前述した中ではJTM45をイメージしたZvex BOX OF ROCKとほぼ同程度。ハイゲインが必要とされる音楽には向きませんが、ブルースやロックンロールなどには最適な選択となるでしょう。ローゲインなブースターとしても非常に有効です。


Lovepedal Kalamazoo

JHS Pedals 「Charlie Brown / Charlie Brown V4 / Angry Charlie」

Charlie Brown

最近評判の高い、アメリカ発のJHS Pedals。同社はマーシャル系のドライブペダルをいくつかリリースしていますが、Charlie Brownはヴィンテージプレキシからブラウンサウンドまでをカバーしたオーバードライブです。コントロールにはレベル、トーン、ドライブのオーソドックスな3種に加えてプレゼンスを装備。倍音の食いつきを細かく制御できます。サウンドは適度に荒々しさを持っており、アンプライクな弾きやすく気持ちの良い歪みが特徴。ブラウンサウンドまでを視野に入れているため、歪みの幅は広く、深く歪んだハードロックでも対応可能です。


JHS Pedals Charlie Brown

Charlie Brown V4

V4はCharlie Brownの操作性、EQセクションをブラッシュアップしたバージョンアップ版。基本的な音はCharlie Brownのそれを受け継いでいますが、新しく作り直されたEQセクションは、トーンとプレゼンスだけであった前バージョンからBass、Middle、Trebleの独立した3EQへと進化を遂げています。


JHS Pedals Charlie Brown V4

Angry Charlie

Angry Charlieはその名の通り、Charlie Brownのディストーション・バージョン。全体的な音の傾向はCharlie Brownと近いものですが、本家のGov’norのイメージを設計に取り込んでいるようです。プレキシ系からブラウンサウンドを狙って作られていますが、歪みはかなり深いところまでカバーしており、同じくブラウンサウンドといっても、メタル系音楽にも対応できそうなほどのハイゲインまで作り出せるところがAngryたる所以でしょうか。トーンとプレゼンスは左回しでブーストという通常とは逆の動きで、非常に効きが良いのが特徴。ハイゲインをカバーしているものの、根底にあるのはJTM45に代表されるヴィンテージマーシャル系の音なので、ドライブを絞った際のクランチも絶品。


JHS Pedals Angry Charlie

Wampler Pedals 「Plexi-Drive / Plexi-Drive Deluxe / Plextortion」

Plexi-Drive

Plexi-Driveはアメリカ発のハイエンドエフェクターブランド、Wampler発のプレキシマーシャルを狙ったドライブペダル。ヴィンテージプレキシに非常に近いサウンドを持っており、このサウンドが好きな人には堪らない一品。コントロールが3つとシンプルなのも潔く、音の作りやすさに直結しています。クランチからハードオーバードライブまで、幅広いゲイン幅をカバーしており、さらに、BassミニスイッチをONにすると、スタックアンプらしい低音のふくよかさを強調することができ、細かい所にまで行き渡ったサウンドバリエーションも魅力です。


Wampler Pedals Plexi-Drive

Plexi-Drive Deluxe

Plexi-Drive Deluxeはその名の通り、前述Plexi-Driveのデラックスバージョン。トーンのみだったEQはBass、Middle、Trebleの3EQになり、bright boostスイッチの増設、pre gain、post gainの2チャンネル化などで、よりサウンドバリエーションを増やし大幅なグレードアップを成し遂げたモデルです。ノーマルのPlexi-Driveにもあったbass boostはそのままに、bright boostではより明瞭な高域のブーストも可能。post gainセクションではプレキシアンプそのままに近いサウンドを得られ、pre gainはTS-9をアンプの前に併用したような効果が得られます。preとpostは独立した運用も可能なので、pre gainの粘っこいオーバードライブを単体で使用するのも面白いでしょう。まさに、2種のモデルを内包したような贅沢な一台となっています。非常に効きの良いEQセクションも相まって、サウンドの作りやすさもピカイチです。


Wampler Pedals Plexi-Drive Deluxe

Plextortion

Plextortionはplexとは付いていますが、プレキシアンプではなくJCM 800に近いサウンドを狙ったモデルです。小さなボディですが、Bass、Middle、Trebleの3EQとなっており、Vintage、Modernと2種のキャラクターを選べるミニスイッチが付いています。Vintageモードでは80年代ハードロックそのままのサウンドが得られ、Modernでは少しゲインアップしたドンシャリサウンドを創出します。オリジナルのJCM800と同じく、クランチ系から非常に使える一品で、ブルースロック等にも十分魅力的なサウンドですが、最大の魅力はやはり、これぞハードロックな、パンチの効いた80年代的ディストーションでしょう。


Wampler Pedals Plextortion

Bogner 「La Grange / Ecstasy Blue」

La Grange

ともにアンプメーカーとして名高いBognerのペダル。アンプのみならず、昨今ではエフェクターでも高い評価を得ている同社のペダル群ですが、La Grangeはプレキシ系のサウンドに的を絞って開発されたもので、ヴィンテージプレキシから、エディの使用したハイゲインな改造マーシャルまでのサウンドを視野に入れています。特徴は一見して分かるそのコントロールの多さ。メインのつまみが5つ、そしてミニスイッチが4つというこだわりの仕様で、なかでも最も特徴的なのはミニスイッチに存在するstructureと、メインにあるch.blend。structureはタイトなサウンドからファットなサウンドまでを3段階で切り替えることができ、ch.blendは4インプットのプレキシアンプにおけるノーマルチャンネルとブライトチャンネルの度合いをシミュレート。他のペダルにはない細かな音作りが可能で、クリーン、クランチ、ディストーションとあらゆるシチュエーションに合わせられる上、ブーストスイッチまで付いた汎用的な仕様になっています。


Bogner La Grange

Ecstasy Blue

Ecstacy Blueは、同社のEcstacyアンプBlueチャンネルをシミュレートしたエフェクター。EcstacyのBlueチャンネルは元々プレキシアンプの音を狙ってチューニングされており、このエフェクターもその路線のサウンドになっています。前述のLa Grangeと同じく、ミニスイッチは4つを装備。その中の一つmodeコントロールでは、プレキシっぽいサウンドのみならず、太い中域を目立たせるblueモードを選べるなど、幅広くセッティングができます。ブーストスイッチはゲインとボリュームを個別に設定できるところが特筆すべき点で、音量だけを上げたり、ゲインだけを上げたり、自在なブーストが可能。ブーストを使わず単体で歪みを作るとそれほど深い歪みにはなりませんが、極めて真空管アンプに近い粘っこく腰のある音が得られます。幅広い音作りが出来ますが、ハードディストーションは得られないのでメタル系音楽には不向き。


Bogner Ecstasy Blue

VEMURAM 「Rage e / Karen」

Rage e

国産最高峰のエフェクターブランドVemuramのブリティッシュ系ペダル。Rage EはVemuramの第一号機です。モダン・マーシャル系のサウンドを狙っており、プレキシ系ではなくJCM2000に近いサウンドを創出します。一見するとコントロールにはゲインが一つしかありませんが、側面にゲイン調整用トリマーが付いており、これを回すことでおおまかなゲイン幅を調整可能。その幅はかなりのもので、最大まで回すとウルトラハイゲインまでをカバーできます。また、このモデルの最大の特徴はそのローノイズにあり、本体内蔵のブースターをONにしても、ノイズが上がってくることはありません。


VEMURAM Rage e

Karen

Karenは上のRage Eとは違って、70、80年代のオールドマーシャルをイメージしたもの。サウンド、ゲイン幅はおよそJCM800に近いものになっています。コントロールはレベル、トーン、ゲインと、一般的な3つですが、ボディトップ部分にあるゲイン調整用トリマーを調整することで、ゲイン幅にさらなる広さを持たせられます。どのようにセッティングしても使える音が出るのが特徴で、この部分の調整はさすがにハンドメイドならではと言えます。


VEMURAM Karen

WEEHBO Effekte JTM DRIVE / JMP DRIVE / JCM DRIVE / JVM DRIVE

2008年に創業したドイツのハンドメイド・エフェクター・ブランド。歪みペダルばかりを制作することで知られ、マーシャル系だけでも
JTM:プレキシ時代の Marshall JTM サウンドを再現
JMP:60〜70年代の Marshall JMP サウンドを再現
JCM:Marshall JCM800 サウンドを再現した2ch仕様
JVM:モダン Marshall JVM サウンドを再現した2ch仕様
と豊富にリリースしています。

WEEHBO Effekte JTM DRIVE
WEEHBO Effekte JMP DRIVE
WEEHBO Effekte JCM DRIVE
WEEHBO Effekte JVM DRIVE


以上、マーシャル系エフェクターと呼ばれる歪みペダルの紹介でした。

最終更新日 : 2016/08/16

パッチケーブル 自作